阿部寛 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
2022年は〝ドラマのTBS〟が陥落した1年になった。
高視聴率枠の日曜劇場は、駄作を連発して下火。恋愛ドラマ枠の火曜ドラマも、あまりにもお子様向けのストーリーで、大人はもちろん、中高生からも呆れ声があがっている。
2022年に日曜劇場で放送されたのは、阿部寛主演の『DCU』、二宮和也主演の『マイファミリー』、綾野剛主演の『オールドルーキー』、山﨑賢人主演の『アトムの童』の4本だ。
「まず『DCU』は〝年間最凶クソドラマGP〟があったら、ぶっちぎりで1位を取るレベルで酷かった。行き当たりばったりのような脚本で、ツッコミどころ満載。撮影のスケールが大きかったため、予算はたっぷりあったのでしょうがそれに全く見合ってない。
世界市場に向けたテレビシリーズと銘打たれていましたが、海外の評判がまったく届いてこないし、続編を作る雰囲気も全くないことから、やはりコケたのでしょう」(週刊誌記者)
ヒット作の二番煎じは通用せず…
この年の日曜劇場は、『マイファミリー』以外のすべてがコケたという。
「結局、日曜劇場は『半沢直樹』の成功体験が忘れられず、それに寄せた作品ばかり。しかし視聴者は、もうその展開に飽きている。
この批評は火曜ドラマにも当てはまります。2020年1月に『恋はつづくよどこまでも』が大ヒットすると、同枠では似たような〝ベタな胸キュンドラマ〟を乱発して飽きられています」(同・記者)
問題は、実力を過信した裏方との声も…。
「『半沢直樹』や『下町ロケット』など、日曜劇場の代名詞となった逆転劇を描いたヒットドラマは、池井戸潤の小説が原作。『恋つづ』もラブコメ漫画が原作であるように、TBSドラマのヒット作には原作があるのです。
そして、それらをパクったような二番煎じのオリジナルドラマ『アトムの童』や『君の花になる』、『ユニコーンに乗って』はプロデューサー主導で制作されている。
つまり、日曜劇場や火曜ドラマを制作してきたスタッフが、〝これなら自分でも出来るかも?〟と思って作った作品がコケているんです」(同・記者)
たった1年でものの見事に凋落したTBSドラマ。ここから立て直すにはまず、センスに手垢のついたスタッフの総とっかえが必要だろう。
Source: まいじつ2
コメント