戸田恵梨香 (C)まいじつ
俳優の戸田恵梨香が、11月13日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演し、自身の〝引退〟について考えを明かした。
戸田は、11月23日公開の映画『母性』で共演した、高畑淳子と永野芽郁とともに出演し、休日の過ごし方や女優を志したキッカケなどについてトークしていった。
そんななか、世間のコンプライアンス意識の高まりについて、戸田は「いわゆるドラマとか映画の世界にたくさんのコンプライアンスができてしまったというのが一番悔しいです」と主張する。
「ヤクザのお話なのに、ヤクザがシートベルトするとか『なんだその手間は!?』みたいな。昔の作品とか観てると、本当にそういうのがなくて、表現の自由がたくさんあって、感情や表現方法、テーマとかもたくさんあったなと思うんですけど、今はあまりに限られすぎてて…」と、過剰なコンプライアンスに異を唱える。
また、演じる役は「あくまでドキュメンタリー」だと捉えている戸田は、「この芝居を出来るようになろうとか、これを克服しようとか、ラインを作ってやってきた」と難しい役に挑戦することこそが役者の醍醐味であると考えている様子。
「そうじゃない人生もあるな」
だからこそ、「もし私、自分に目標が作れなくなったら…。このコンプライアンスを守ってたら限界がくるわけじゃないですか。お芝居、役者をやり続けられるんだろうかって、自問自答するんですよね」「若い時は死ぬまで役者を続けたいって思ってたけど、最近はそうじゃない人生もあるなとか思ったり」と、頭の片隅に引退の考えもあることを明かすのだった。
「戸田さんは、俳優の松坂桃李さんと結婚し、いつかは母になって、長生きしたいと思うようになったとも語っていました。中学卒業を機に上京し、下積み時代もなく順調に売れ続けている彼女は、芸能界以外の生き方を知らないとも言えます。そんな彼女が、第2の人生を考えるのは至極当然のこと。役者として集大成を残したら、意外とあっさり引退してしまうかもしれませんね」(芸能ライター)
戸田の挑戦を応援する意味でも、今一度、昨今の過剰なコンプライアンス意識について考えたいものだ。
Source: まいじつ2
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