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近年、急速に進化を遂げているAI。イラストの自動生成やチャットによる会話などに加え、歌を歌うAIアンドロイドも登場している。
7月28日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)では、6月にパリの劇場で上演されたアンドロイド・オペラ『MIRROR』を特集。音楽家の渋谷慶一郎氏とアンドロイドのオルタ4がスタジオに登場し、生パフォーマンスを披露して反響を呼んだ。
ボーカルを務めるオルタ4の歌声は、メロディも歌詞もすべて即興。今回はスペシャルバージョンということで、チャットGPTに最近のニュースを学習させて歌詞が出てくる仕様だった。
渋谷が奏でるピアノに合わせて、オルタ4が歌声を披露するはずだったのだが、その歌声は想像の斜め上をいく出来映えだった。
「オペラを歌うアンドロイドということで、誰もがオルタ4の美しい歌声を期待したことでしょう。しかしテレビで流されたのは、ピアノ演奏を全く無視した機械的な歌声。もはやピアノと機械音の不協和音といった感じでした」(芸能ライター)
報道ステーションにも異論? 斬新な歌詞が話題に
極めつけは、オルタ4が生成した斬新すぎる歌詞だった。
「まず第一声に『日出ずる国で権力と支配の物語が日陰で動く』から始まり、それ以降も『ネオンの妖怪』『メディアが目をそらすアイドルのゲーム』『沈黙の遺産』『北のミサイル 東の空に広がる脅威』『なんで伝えられないニュースがあるの?』などのパワーワードが炸裂したのです。
心なしか、伴奏の渋谷も唖然とした表情を浮かべているようでしたが、オルタ4はそんなことお構いなしに最後まで己の使命を全うしていました。
ちなみに今回披露した楽曲のタイトルは、『Not Fake News フェイクニュースじゃない』。なんとも不気味な一幕でした」(同・ライター)
渋谷は番組放送後、自身の公式X(旧ツイッター)で《GPTが最初に吐いた言葉が「日出る国の」だったからのけぞりました》とコメントしている。
やはり彼もオルタ4の過激な歌詞にはびっくりしていたようだが、その後の投稿では《現場は張り詰めながらも雰囲気も良くて盛り上がってたんだよね》ともつづっていた。
ある意味、オルタ4は伝説を残したのかもしれない。
Source: まいじつ2
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