説得力ゼロ?『呪術廻戦』219話の科学描写にツッコミ殺到「意味不明」「芥見下々すぎる」
『呪術廻戦』22巻(芥見下々/集英社)
人気漫画『呪術廻戦』では、呪術師たちの高度な頭脳バトルが描かれているが、その描写にツッコミの声が上がることも珍しくない。4月10日発売の『週刊少年ジャンプ』19号に掲載された最新話でも、科学的な描写に対して「納得できない」という読者が相次いでしまった。
※『呪術廻戦』最新話の内容に触れています
第219話『浴』では、伏黒恵の体を乗っ取った両面宿儺と、伏黒津美紀に受肉した術師・万(よろず)の戦いが決着を迎えることに。
そこで注目を浴びたのが、万の術式だ。彼女は「構築術式」の使い手で、「虫の鎧」と「液体金属」を自在に操ることができる。
そしてその奥義として、「真球」(完全な球体)を作り出すのだった。
作中の説明によると、「真球」には接地面積が存在しないため、無限の圧力が生じるとのこと。「真球」が移動した地面はえぐり取られており、強力な力を生んでいることを察することができる。
ところが、この理論に読者からは、《そうはならんだろ…ってじわじわなってきた》《納得いかない感が凄い 今までのどんな術式よりも納得いかない もう流し読みするしかない》《説明がマジで何一つ分からなかったんだけど、小学生でも分かるように教えてくれない?》《「真球」が芥見下々すぎる》とツッコミが殺到している。
「無下限術式」のやらかし再来?
漫画にはハッタリがつきものであり、『ジョジョの奇妙な冒険』や『キン肉マン』など、理屈が怪しい理論を勢いで押し切る作品は少なくない。
しかし「呪術廻戦」の場合には、なまじ理屈が通るかどうか微妙なラインを攻めるため、ツッコミを招いてしまうのかもしれない。
たとえば以前には、五条悟の「無下限呪術」が物議を醸してしまったことがある。
これは有名なパラドックス「アキレスと亀」を参考にした能力のようだが、作中では果敢に科学的な説明が盛り込まれていた。
いわく、「収束する無限級数」の術式であり、それを強化すると「負の自然数」に辿り着くという理屈だ。
ちなみに作者の芥見下々はコミックス8巻の解説で、「負の自然数」という用語を使った理由について、「よく分からないものの根拠をよく分からないものにしておいた方が皆『ま、いっか』となるから」と説明している。
芥見はそんな設定について、工学(情報幾何)修士号持ちの編集者に検証を頼んだそうだが、「間違っ
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