綾野剛 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
8月28日、綾野剛主演の日曜劇場ドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の第9話が放送された。視聴者の感想が、制作側の〝狙いの逆〟となっているようだ。
主人公は、元サッカー日本代表の新町亮太郎(綾野)。37歳で選手としてのピークは過ぎ、J3に所属するチーム「ジェンマ八王子」で活躍していたものの、チームが経営難で解散してしまう。
あっという間に無職になったところを、スポーツマネージメント会社「ビクトリー」に拾われ、表舞台の選手から選手を支える裏方へ転向。セカンドキャリアで懸命に生きる新町の第二の人生が描かれる。
第9話では、新町が担当する水泳選手・麻生健次郎(渡辺翔太)が、ドーピング違反で4年間の資格停止を言い渡されてしまう。ドーピングについて身に覚えがないと訴える麻生のために、新町は原因を探ろうとするも、社長の高柳(反町隆史)は、早々に麻生の契約解除を決断する。
これに反発した新町は、同僚たちの助けを借り、麻生の潔白を証明しようと調査していく。その結果、麻生のドーピング違反は災難な事故的なものであったと証明され、4年の資格停止が4カ月に短縮されたのだった。
「そりゃおれが社長でも解雇するわ」
だが高柳はこの結果を受けて、所属選手ではない麻生のために、新町が数百万円にのぼる調査費用を使ったことを厳重注意。それでも新町はその後、麻生のために会見を開き、ドーピング違反が事故だったと世間にアピールする。これでついに高柳の堪忍袋の緒が切れ、新町にクビを言い渡すのだった。
ドラマの流れは、高柳を〝ラスボス〟のように扱っているが、視聴者は高柳よりも新町にイライラしていた様子。クビになった新町を見て
《ですよねー》
《これは流石にきれるわ》
《そりゃそうだろ》
《いくらなんでも社長に無断でこれはクビなるわ》
《そりゃそうだ、ナメ過ぎやろ》
《そりゃおれが社長でも解雇するわ。自分勝手すぎる》
《ポイズンは正しい》
といった声が上がっている。
逆転劇のカタルシスが売りの日曜劇場ドラマだが、『オールドルーキー』ではそれが起こらなそうだ。
Source: まいじつ2
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