元『週刊文春』記者の赤石晋一郎氏と甚野博則氏が3月25日、自身のYouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』を更新。スポーツ選手周辺のスキャンダルが起きやすい理由について語った。
YouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル (スクープ考察系YouTube)』より
アメリカの複数のメディアによると、大谷翔平選手の代理人弁護士が水原一平氏の違法賭博関与を明らかにしたという。大谷選手の口座からブックメーカーに450万ドル（およそ6億8000万円）が送金されていたとのこと。
赤石氏は「こういったスポーツ選手のスキャンダルで、周辺や身内がこういうことを起こすのはあるある」と語り、2006年の中田英寿、大久保嘉人、2011年の新庄剛志のトラブルを紹介。「こういった取材の中でスポーツ選手にスキャンダルが起きやすい3つの理由を分析してきました」と語った。
まずは「世間知らず」。赤石氏は、スポーツ選手は社会人経験がないまま、大金を得ていると指摘。仮に水原一平の当初の発言の通り、大谷選手が借金の肩代わりをしたとしたら、「基本的にギャンブル狂の人にお金を貸すほど無益なことはない。その金が返ってくることも絶対にないだろうし、そういったことは社会経験がある程度あれば分かるけど、友人関係の中でそういうことをやってしまうのは、やっぱり世間知らず的な部分がある可能性がある」と語った。
続いて「身の回りの世話人を望む」。海外に移籍するスポーツ選手は特に多いとのことで、「もちろん日本と違う土地に行くためには、日本語が喋れて友達で遊んでもらえる（人を求める）」「（トレーニング以外の）そういう時間を共有できる人が必要だったりする」と赤石氏。実際、サッカーブラジル代表のネイマールも、パーティ三昧する取り巻きがいたという。「世話人を望むがゆえのリスクはある」と語った。
最後に「ビッグマネー」。赤石氏は「そこに目が眩むというのは絶対にある」と述べ、「ビッグマネーが一平ちゃんを狂わせる部分がある」と見解を示した。そして、「このチャンネルでいつも大谷さんのことを褒めていたのに、スキャンダルのことを話さなきゃいけない日が来るとは、ちょっと極めて残念」と締めた。
参考：YouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル (スクープ考察系YouTube)』
Source: まいじつ２
大谷翔平らスポーツ選手はなぜスキャンダルに見舞われる？「ギャンブル狂の人にお金を貸すほど無益なことはない」元文春記者が考察
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