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株式会社ビデオリサーチによるテレビの視聴率調査は、1962年12月3日から行われてきた。今もこの指標を元に、テレビ番組の〝成功・失敗〟を判断されているのだが、ついにこの指標から離れる時が来たという。
このテレビ界を揺るがす情報は、意外な場所から漏れた。5月27日、千原ジュニア、小籔千豊、『フットボールアワー』(後藤輝基、岩尾望)が出演するYouTubeチャンネル『ざっくりYouTube』が更新され、『【ネットニュースでバズろう!】YouTubeでしか言えない芸能ゴシップを見つけ出せ!』という動画がアップされた。
レギュラー出演している4人がスタジオから自分のスマートフォンで業界人に電話をかけ、ネットニュースでバズリそうなゴシップをもらおうという企画だ。
しかし同チャンネルに普通のゴシップが集まるわけもなく、「川畑泰史の歩く歩幅は狭い」「ジョイマンの池谷 引っ越しで仕事を休む」というネタが集まる。
そんな中、放送作家としても活動するお笑い芸人『オオカミ少年』片岡正徳から、「2023年7月から視聴率よりもTVerの視聴回数が重視される」というゴシップが届いたのだった。
テレビの人気は視聴率+TVerの視聴回数で判断か
「このゴシップはかなり信頼性がありますね。実際に昨今は、明らかにテレビ局が『TVer』を意識した作品作りをしており、『TVer』での躍進を伝えるネットニュースも多い。
視聴率は結局、高齢者向けの番組を作っていけば、なんとかなることがわかっていますし、そんな路線から離れるためにも、『TVer』を新機軸にしようというのは当然の流れ」(週刊誌記者)
しかし、『TVer』での視聴回数が、視聴率にとって代わるわけではないとの見方も。
「『TVer』は結局、〝見逃し配信サービス〟なのです。つまり、リアルタイム視聴者がたくさんいたら、当然ですがその分、『TVer』の視聴回数は下がりますよね。となると、『TVer』の視聴回数だけでコンテンツの良し悪しを測るのには、重大な欠陥があることになる。『視聴率+TVerの視聴回数』という指標が、しばらく一番公平な見方として重視されていきそうです」(テレビ局関係者)
CDの売り上げ枚数よりもYouTube再生回数が音楽のヒットの度合いを測るうえで重要になっているように、視聴率
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