データセンター運営のさくらインターネット社長の田中邦裕氏が2月26日、自身のX(旧Twitter)に投稿した自社株を購入したエピソードが大きな反響を読んでいる。
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『さくらインターネット』は、データセンター事業などインターネットインフラサービスを提供するIT企業。1996年に高専の学生だった田中社長が設立し、その後『さくらのレンタルサーバ』などのサービスを展開。昨年11月に国内勢初の“政府クラウド”提供事業者に認定され、注目を集めた。
田中社長は2000年に一度社長を退任し、その後、会社が債務超過になった2007年に社長に復帰している。今回の投稿はそんな社長復帰から2年後の2009年、15年前のことだ。当時、さくらインターネットの株の出来高が少なく、買い手がつかない状況であった。田中社長は上場時の株を担保に、銀行から2800万円を借金し、570株の自社株を追加で購入した。その後、株は800分割したので一株の価格は約61円になった。
その後、2800万円の借金返済は7年もかかったものの、その時購入した株は現在100倍の価格になったという。田中社長はこのエピソードを振り返り「感慨深い」と綴った。
15年前、さくらインターネットの株が出来高少なく場で売れないから買ってくれと言われ、2800万円で570株を追加で購入。その後800分割したので一株約61円。
でも自分は上場時に株売っておらずお金なかったので、株担保で全額銀行から借りた。
返済に7年、大変だったけど、それが100倍になって感慨深い。
— 田中邦裕@さくらインターネット社長🐈⬛🐕 (@kunihirotanaka) February 26, 2024
この投稿は5,500件を超える“いいね”を集め、「仕事は自分の好きなことして経済的にも豊かになる、一番楽しそうな生き方」「こういう会社で働きたい」「“上場ゴール”なんて呑気な言葉もあるけど、本当は上場って結構きついんですね」などの声が寄せられた。
参考:田中邦裕@さくらインターネット社長🐈⬛🐕
Source: まいじつ2
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