画/彩賀ゆう (C)まいじつ
12月17日、鈴木亮平主演の日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)が最終回を迎えた。有終の美を飾ったと思いきや、改めてドラマの構成に疑問の声が噴出している。
2018年に夏の甲子園に初出場した『三重県立白山高校』を題材にしたフィクションドラマ。主人公の南雲脩司(鈴木)は越山高校で廃部寸前の弱小野球部を立て直すべく、仲間たちとともに奮闘してきた。
迎えた最終回では、甲子園を賭けた県大会決勝戦が幕を開ける。対戦相手は、強豪・伊賀商業。準決勝で敗った星葉高校の応援団が試合に駆けつけ、ブラスバンド部の演奏とともにエールを送る。南雲率いる越山高校野球部はついに甲子園への出場切符を手に入れるのだった。
ラストでは、客席が人で埋め尽くされた甲子園球場が登場。エキストラの数もさることながら、甲子園球場でドラマロケが行われることが異例だったようで、大きな話題を呼んでいた。
大人のドロドロ設定は不要
「甲子園のシーンには、総勢5000名のエキストラが集結。名物のサイレンが鳴り響く中、グラウンドへと駆け出す球児たちを上空から映すラストシーンでした。しかし試合風景は放送されず、たった数分間のための大規模ロケだったのです。
鈴木は自身のXで《自分の俳優人生でも最も沢山のエキストラさんにご協力をいただきました。改めて深謝致します。あの歓声、あの熱気、あの光景、あの瞬間、生涯忘れられない》と語っていましたが、野球シーンがなく、視聴者には物足りなかったようです」(ドラマライター)
また、放送後には同ドラマを振り返るコメントもチラホラ。ドラマ序盤で明らかになった南雲の〝無免許〟設定には不満の声が見受けられた。
「南雲は大学の単位が取れず、教員免許を偽造した〝ニセ教師〟という役どころでした。作中ではあっさりと不起訴になり、球児たちに促されるまま監督として返り咲いていますが、彼が再び教鞭に立つことはありませんでした」(同・ライター)
その設定を、視聴者たちは《教員免許の件とか大人周りのエピソードは完全に不要》《あんな非現実的な教員免許騒動よりもっと生徒たちの野球に焦点当てて欲しかった》《スポーツ視聴者に刺さるのは偽教員免許じゃなくて、高校球児の一人ひとりの熱意だと思う》などと指摘している。
来年1月にドラマの公式メモリアルブックが発売されるが、視聴者のモヤモヤが解決するよう
コメント