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侍ジャパンの監督に就任したばかりの井端弘和氏が、ひと息ついたようだ。
去る11月19日に終了したアジアプロ野球チャンピオンシップで、ライバルの韓国を4-3で下して、日本が優勝した。
「出場国は日本、韓国、台湾、オーストラリアとわずか4カ国。決勝は予想された韓国が相手。日本は負けていたものの同点に追いつき、そのまま延長戦に突入。タイブレーク制で勝った。小さな国際大会ですけれども、韓国が強いと盛り上がりますね」(スポーツ紙記者)
TBS系で中継され、平均視聴率は13.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と同時間帯でトップ。決勝は東京ドームでおこなわれ、動員は4万人超だった。
「井端監督としては、本当に安堵したでしょう。なかなか決まらなかった侍ジャパンの監督に突如就任。もともと監督候補にあがらなかったので、負けたら徹底的に叩かれる。よく引き受けたなと思います」(前出・スポーツ紙記者)
プレミア12で井端弘和氏の命運が決まる?
去る3月、大谷翔平選手を中心としたチームでWBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)優勝。その後、大谷がメジャーで本塁打王とMVPを獲得。オリックス・山本由伸投手のメジャー移籍など、野球は日米で盛り上がるばかり。
今年の大晦日には、TBSがWBC特番を約6時間にわたって放送する予定だ。
「『第74回NHK紅白歌戦』の真裏にぶつけるというのは英断です。でも今年の紅白は旧ジャニーズ事務所のタレントも出ないし、視聴率が取れない可能性もある。なにより顔出しNG歌手やほぼ無名歌手も出る。TBSが勝負に出ることは、あながち見当違いともいえません」(同)
井端監督にはアジアプロ野球チャンピオンシップの勝利で追い風も吹いている。
「どんな大会にせよ、韓国に勝ったことは大きい。韓国が強ければ強いほど、注目度も高い。切磋琢磨のハイレベルの戦いが望ましい」(野球ライター)
しかし、今回勝ったとはいえ、厳しい道のりが待っている。来年11月に世界の強豪12カ国で競うWBSCプレミア12だ。
「今回3回目の開催ですが、第1回の優勝国は韓国。井端監督は『――プレミア12』までの契約とされ、負けたら解任となるでしょう。後任には前巨人監督の原辰徳氏の名前があがっています」(前出・野球ライター)
井端氏の息つき
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