大谷翔平 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
暗い日本で唯一の明るい希望だったロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平に、絶望的なニュースが飛び込んできてしまった。このままでは、二刀流を断念する可能性もあるという。
大谷は日本時間8月24日、シンシナティ・レッズとのダブルヘッダー初戦に2番投手で先発出場。初回の第1打席で先制の44号2ランを放ったが、投手としては2回に腕の疲労を訴え緊急降板した。
試合後、球団GMは緊急会見を開き、「試合の合間に画像検査して損傷が見つかった」と右肘の靭帯損傷を発表。さらには「今シーズンはもう投げない」と、投手としては出場しないことも明言した。
やはり、一人で二役をこなす二刀流は限界があったのだろうか。実際、ここ最近の大谷には兆候が現れていた。
「大谷は日本時間7月28日のダブルヘッダーで、腰の筋肉痙攣を訴えて途中交代。翌日にも9回に途中交代し、後に両脚の痙攣だったと伝えられました。8月上旬にも、腕の疲労を訴えて二度登板回避していましたから、WBC出場で早期からの調整を強いられ、疲労が溜まり、体はボロボロだったのでしょう」(スポーツ紙記者)
大谷が肘を痛めるのは初めてではない。未だ詳細は不明だが、今回の靭帯損傷は古傷の懸念もある。
年齢と復帰時期を考えて二刀流断念か?
「大谷はメジャー1年目の2018年、右肘の靱帯を損傷。オフには、復帰まで1~2年を要するトミージョン手術を受け、翌年は打者に専念しました。2020年には投手復帰するも、まだ不完全だったのか、わずか1回2/3イニングの登板。まともに投げられるようになったのは2021年からでしたから、再びトミージョン手術を行えば、また2年ほどは〝投手大谷〟は見られないでしょう」(野球ライター)
だが、大谷に時間は残されていない。場合によっては、二刀流を辞めることも視野に入ってくるという。
「今回の故障により、二刀流は体への負担が大きく、そう長く続けられるものではないという見方が支配的になってきた。しかし、大谷も来年には30代に入り、さらに疲れが抜けにくくなってきます。また、2年後は31歳と、投手としての能力も衰えが出てくる頃。そうなると、二刀流を諦め、HR王を独走するほどの長打力を活かして打者専念になるのでは」(同・ライター)
前例がないと言われる二刀流だが、先人たちは体の負担を考えて無茶をしなかった
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