『推しの子』実写化に期待も…関係者を絶望させるテラハ遺族への誹謗中傷
『推しの子』実写化に期待も…関係者を絶望させるテラハ遺族への誹謗中傷 (C)PIXTA
国内外で大ブームを巻き起こしているアニメ『【推しの子】』に、テラスハウス事件を髣髴とさせる展開があったとして、ネット上で激しい議論が勃発している。
過激化したファンの暴走は止まる気配がなく、今後のメディアミックス展開にブレーキがかかってしまうかもしれない。
遺族に向けられた言葉の刃
問題となったのは、恋愛リアリティショーの出演者に誹謗中傷が殺到し、極限の精神状態まで追い込まれてしまう…という6話~7話の展開だ。
このエピソードが、2020年に起きたテラスハウス事件で、故・木村花さんの身に起きたことに似ているとして議論を呼ぶことに。放送日が、木村花さんの命日に近かったことも、ここまでの騒ぎになった原因のようだ。
木村花さんの母親である木村響子氏は、ツイッター上で同作のやり方について疑問を提起したのだが、その結果アニメファンたちの猛反発がスタート。発端となったツイートから2週間近くが経とうとしているが、いまだに攻撃的な意見が後を絶たない。
『推しの子』のエピソードでは、SNS上のネットリンチが批判的に描かれていたにもかかわらず、ファンたちがまさにそのネットリンチに手を染めている皮肉な状況だ。
木村響子氏の現状を心配する人々も多く、お笑い芸人のスマイリーキクチや小説家の室井佑月といった著名人からも、誹謗中傷への注意喚起が行われている。
相手の状況も考えず、ただ感情的に人を攻撃する。軽い気持ちで投稿した言葉でも、人を苦しめ命を奪うほど危険だと… 推しの子は命の尊さを伝えたかったんじゃないのかな。言葉は刃は心をえぐる。本当に作品が好きな人は今を悲しむと思うし、作中で叩く集団と同じ行為をする人なら作り手も報われない。
— スマイリーキクチ (@smiley_kikuchi) May 26, 2023
木村響子さんを叩いている人は今すぐやめて。親が子を亡くすって、この世で最も辛いことだよ。本当にやめて。
— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) May 25, 2023
実写化の可能性が潰える?
TVアニメとしては間違いなく大ヒットを記録している『推しの子』だが、ファンたちの暴走によって扱いが難しいコンテンツになりつつある。業界関係者としては、同
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