(C)Dutchmen Photography / Shutterstock
4月27日、技術開発エンタメ番組『魔改造の夜』(NHK)がレギュラー放送初回を迎える。
番組はオモチャや家電を本来の目的外に使えるよう〝魔改造〟して性能を競わせる番組。これまではBSで不定期放送されていたが、今回から地上波でレギュラー化されることとなった。
記念すべき初回では、ヤマハや京セラといった一流企業の技術者が、虎とうさぎのおもちゃを魔改造してリレーさせる企画に挑戦。企業を背負った技術力が試される。
この番組コンセプトから思い浮かぶのは、かつて人気を博したものの〝ヤラセ疑惑〟で放送打ち切りとなった『ほこ×たて』(フジテレビ系)だろう。
「『ほこ×たて』は絶対に傷つかないと自負する鉄と、何でも貫けると自負するドリルを対戦させるなど、〝矛盾〟の元になった故事になぞえて技術力を競わせる番組。優れた番組に贈られるギャラクシー賞を受賞するなど、面白い上にタメになると評判でした」(週刊誌記者)
あのやらせ打ち切り番組を思わせる内容
そんな番組に転機が訪れたのは2013年だ。
「10月20日に放映された『ラジコンカーVSスナイパー』で、ラジコンが捕まるようにわざとゆっくり走らせるなど、『偽造された編集内容が余りにも酷かった』として出演者が所属会社のWebサイトで告発。24日には放映中止が発表されたほか、BPOに報告されました。
その後、調査が行われた結果、フジテレビに合計6件もの不適切な演出が発覚。これによって番組は打ち切りとなり、人気番組ながら悲劇の最後を遂げました。同様に『魔改造』も、これまでは不定期放送でしたが、レギュラー化となってネタ切れによる過剰演出に走る可能性も考えられます」(芸能記者)
企業の力を戦わせるという同じ趣旨を持っているが、「ほこ×たて」の件があった上、公共放送のNHKとくれば、同じ轍を踏むことはないと思いたい。
Source: まいじつ2
コメント