林遣都 波瑠 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
今期のドラマがそれぞれ佳境に入っているが、〝ガッカリクソドラマ〟と烙印を押された作品や、期待値は低かったが面白いと絶賛されている作品がある。今回は、〝期待超え〟の絶賛ドラマを紹介していこう。
まずは波瑠主演のドラマ『愛しい嘘 ~優しい闇~』(テレビ朝日系)。中学卒業から14年経ったある日の同窓会がきっかけで、仲良しグループのメンバーが次々と亡くなっていく…というサスペンスドラマだ。
「同作が好調なのは、変に視聴者の予想を裏切らないストレートな作りのためでしょう。日本で考察ブームを巻き起こした『あなたの番です』(日本テレビ系)は、視聴者の意表を突くことだけに必死だったからか、終盤の種明かしで『展開が強引すぎる』と批判が殺到。考察もクソもないオチでした。その一方で、『愛しい嘘』はじっくり考えれば真相にたどり着けそうな絶妙なサスペンス度合い。毎週驚きの展開と、予想が当たって嬉しいという両方が味わえるのです」(芸能記者)
特に物語の大オチは、第1話の時点で正解の予想がいくつもあがっていた。しかし、それでも飽きさせない話の展開が話題で
《たとえ初回から予想できたオチだとしても、純粋にドラマとして楽しく見ています》
《犯人が誰なのかを最後までわからなくするのが最上のミステリーではなく、途中でそれがわかってしまっても、そこに至るまでのストーリーとか、登場人物の心の変化などの描写が素晴らしいければ視聴者は満足する》
《予想した展開はほぼ当たってたけど全くガッカリしなかったわ》
《いろいろ回収してくれるからスッキリするわー。真犯人フラグはここまで回収してくれるだろうか》
といった声があがっている。
『妻、小学生になる。』大躍進
続いては堤真一主演のドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)。10年前に愛する妻・新島貴恵(石田ゆり子)を亡くし、生きる意味を失った新島圭介(堤)とその娘・麻衣(蒔田彩珠)が、妻が生まれ変わった10歳の少女・万理華(毎田暖乃)に遭遇するというホームドラマだ。
「〝妻が小学生になった〟〝おじさんと少女のイチャイチャ〟という設定から食わず嫌いをしている人が多いという同作。しかし視聴者の評価は真逆で、上質な人間ドラマだと評判です。そもそも同作のテーマは、突然最愛の人を失ってしまった人が、きちんとお別れをして、前を向いて
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