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多様性を尊重した結果、世界各国のさまざまな業界でポリティカル・コレクトネス(政治的妥当性)へ配慮した表現が求められている現代。
アメリカでは映画や広告のみならず、アニメや漫画の文化にまで多大なる影響を及ぼしている。
今回注目を集めたのは、アメリカの出版社『DCコミックス』が発行している大人気漫画『THE JOKER:THE MAN WHO STOPPED LAUGHING』。
同作は『バットマン』に登場する悪役・ジョーカーを主人公に据えた作品で、先日最新4巻が発売されたばかりだ。
だがこの4巻には、あるポリコレ描写が…。作中ではジョーカーとヒロインのザターナによる戦いが繰り広げられ、彼は〝他の誰もジョーカーの子どもを産めない〟という呪文をかけられてしまう。
すると呪文の影響から、ジョーカーが自身の子どもを身ごもる展開に。そして後日、彼は〝ミニ・ジョーカー〟を無事に出産するのだった。
ジョーカーもポリコレの餌食に…
男性キャラであるジョーカーが妊娠するという展開には、読者もさすがに驚きを隠せなかった模様。
おそらく彼を妊娠させることで〝多様性〟に配慮していることをアピールしているのだろうが、ネット上では、
《もはやポリコレがどうとかいうレベルの問題じゃない…》
《おいおい、マニア向け同人誌じゃねーんだぞwww》
《風刺パロディかと思ったけど、マジだと知って心臓止まりかけた》
《アメコミの死だ》
《俺たちのジョーカーに何してくれてんだ!!!(泣)》
などのツッコミが後を絶たない。
「ジョーカーの妊娠&出産エピソードが掲載されたのは、巻末に掲載されたオマケ的なギャグ漫画でのことなので、『大騒ぎするほどのことではない』との声もあります。
しかし、行きすぎとも感じるポリコレ配慮は、今回のジョーカーだけに限りません。天下の『ディズニー』も最近やたらとポリコレに配慮しており、昨年11月に公開された映画『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』にはさまざまな人種のキャラクターが登場。加えて男性同士のロマンスまで描かれるなど、ポリコレ要素がてんこ盛りです。
公開前から大コケが予想されていましたが、結果は案の定…。損失額は実に200億円以上とウワサされています。ポリコレそのものは決して悪いことではないものの、
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