『トリコ』の栄光ふたたび!?『ジャンプ』しまぶーの新作が“一味違う”理由とは
『トリコ』の栄光ふたたび!?『ジャンプ』しまぶーの新作が“一味違う”理由とは (C)PIXTA
大ヒット作『トリコ』や『世紀末リーダー伝たけし!』で知られる人気漫画家、“しまぶー”こと島袋光年が『週刊少年ジャンプ』に帰還。クオリティの高い新作読み切りを発表し、ネット上で大きな話題を呼んでいる。
「運」をテーマとした新作読み切り
1月7日発売の「ジャンプ」6・7合併号に掲載されたのは、『ラックラック』と題された読み切り作品だ。
主人公のラックは、運を視認できる特殊な人間「運使い」の青年。開運チャンネルを運営する動画配信者でもあり、いつか究極のパワースポット「ネオパワースポット」から生配信するのが夢だという。
読み切りの中では、ラックが高額なお守りを買い続ける少年と出会い、「倍運寺」という怪しい寺に乗り込むストーリーが描かれた。
これまで「食」や「建築」をテーマに扱ってきた島袋だが、今作では「運」を題材にチョイス。少年漫画らしい展開が好評を呼んでいるが、さらにファンたちを喜ばせたのが、主要人物が“イケメン”として描かれている点だ。
ネット上の読者からは、《やっぱりしまぶーはイケメンを描くべきなんだよ…》《しまぶーやっと本気出したのか。そうだお前はイケメン美形マッチョを主人公にするんだ》《島袋先生がやっと素直に「キレイめのイケメン」を主人公にしたか…と感慨深かった》《ラックラックすごくよかった。久しぶりにしまぶーの描くイケメンを摂取したな…》と絶賛の声が巻き起こっている。
「ビルキン」からアップグレード?
島袋はギャグ漫画家としての血が流れているためか、主要人物をクセの強いキャラクターデザインにしがち。それが悪い方向に作用したのが、前回の連載作品『BUILD KING』だった。
同作は特殊な「大工」の活躍を描いたストーリーだったが、その主人公はどちらかといえば垢抜けない風貌。また絵のタッチもあまり好評ではなく、《絵が古臭い》《1997年くらいの漫画って言われても信じそう》などと評価されていた。
その結果、2020年11月の連載スタートからわずか5カ月で打ち切りへ。実績のある漫画家としては、異例の大コケとなってしまった。
そんな同作から一転、「ラックラック」では女性に見まがうほどの美形青年が主人公に。相棒ポジションのゲスも、こざっぱりした眼鏡男子となっている。
『鬼滅
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