海上自衛隊の『ONE PIECE』ネタが大不評!“海軍”パロディに「怖すぎ」「やばい」
『ONE PIECE』104巻(尾田栄一郎/集英社)
政治家や公的機関が漫画・アニメのネタを利用することも珍しくなくなった昨今。年明け早々、海上自衛隊が『ONE PIECE』をパロディしたのだが、いろいろとツッコミどころのある内容だったため、ネット上でブーイングが巻き起こっている。
正月のあいさつでワンピパロディ
海上自衛隊の公式ツイッターは1月2日、「今年も専心職務の遂行にあたります!」というメッセージと共に写真を投稿。そこには背中に“正義”と書かれたTシャツを着た隊員たちが、船上で旭日旗と共にポーズを決める姿が写っていた。
今年も専心職務の遂行にあたります!#新年 #正月 #2023年 pic.twitter.com/Jyg4bdUNTR
— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) January 1, 2023
この「正義」シャツだが、おそらくは「ONE PIECE」に登場する「海軍」のパロディだと思われる。同作の海軍は「絶対的正義」を掲げており、少尉以上の海軍将校は、背中に「正義」と書かれた白いコートを着用している。
海賊から海の秩序を守る海軍と、日本の海を守る海上自衛隊。どちらも同じ正義の名のもとに戦う集団…といった発想なのだろう。
とはいえ、多少マニアックなパロディなので、ネタが通じていない人々も多いようだ。
旭日旗をバックに「正義」をアピールする写真ということで、ツイッター上では《「海上自衛隊」としてこの写真を使うのはやばい》《相手を挑発しているとしか考えられない。こんなんで国民を守るとかちゃんちゃらおかしい》《旭日旗をバックに正義を掲げるとか、怖すぎなんですけど》《ところでこの揃いのTシャツ、どこから金出して作ったんでしょうか》といった疑問の声が並んでいる。
「海軍」パロディはニワカすぎる?
また、「ONE PIECE」ファンたちも必ずしも歓迎ムードではない模様。というのも、基本的には作中における海軍は、いびつな思想をもった悪役として描かれているからだ。
たとえば物語序盤で出てくる海軍大佐のモーガンは、腐敗した権力を象徴するような人物。「偉い人間がやる事は全て正しい」と言い放つような傲慢な性格で、権力の象徴として自分の像を打ち立てようとしていた。
また、作中で印象的な“エースの死”という事件も、海軍の人間によって引き起こさ
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