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道端の小石からトイレットペーパーの芯まで、ありとあらゆる物が出品されているフリマアプリの『メルカリ』。昨今は、モノではなく〝占い〟の販売が流行しているようだ。
現在、メルカリで「占い」と検索すると、「恋愛占い」「子宝鑑定」「霊視鑑定」といった文言の〝商品〟がズラリと並ぶ。
ほとんどの〝商品〟に「1人で悩まなくても大丈夫」「お悩み解決できます」「あなたの思い叶えます」といった煽り文句も記載されている。
鑑定料は300円~999万9999円までピンキリだが、価格帯のボリュームゾーンは1000円~2000円ほど。一番気になるところは〝どのように占ってくれるのか〟という点だろう。
メルカリは実体のないものを販売できない仕組みのため、占いは販売NGのはずだが…。実際にメルカリ占い体験者から話を聞くことができた。
『メルカリ』は新人占い師の登竜門?
「占いを買った後は、取引メッセージで名前、住所、性別、生年月日、具体的な相談内容などを送ります。その後、鑑定結果としてメッセージが送られてきて、その後に鑑定書が送付されてきます」(メルカリで占ってもらった40代の専業主婦)
どうやら鑑定書を送付するため、無形出品というワケではないようだ。
「周りのママ友が占ってもらったというので、興味本位で買ってみましたが、私の結果は占いサイトの結果か、占いアプリの結果をコピペされただけのようでした。『安いから1回くらい…』と思いましたが、損した気分です」(前出の専業主婦)
2022年は旧統一教会の問題が浮上し、被害者救済法が土曜審議・5日間でスピード成立するなど、霊感商法が特に問題視された。
なぜフリマアプリで、占いの販売が蔓延っているのだろうか。
「お小遣い稼ぎの副業として人気があるからでしょう。メルカリに限らず、フリマアプリに『霊視鑑定』を出品している人は多い。
チャット鑑定するフリマ占い師もいますが、基本的に対面する必要がないうえ、優しい言葉をかければ高評価に繋がることもある。
おまけに金額も安く、悩みを抱えている人は『一回くらいなら…』と、ついつい手を出してしまいがちです。
需要もそれなりにあるため、占い初心者もフリマアプリから始めるケースが増えているようです」(ネットニュースライター)
今や霊感商法もフリマの時代なのか…。
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