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日本中を沸かせたサッカーワールドカップに対抗意識を燃やすも、その熱狂ぶりは到底及びそうにない野球の世界大会・WBC。
来年3月開催ながら、世間から全く関心が向けられていないこの大会が、先日にわかに話題を集めた。
発端は、メジャーリーグのサンディエゴ・パドレスに所属するダルビッシュ有投手のWBC参加表明だ。
「ダルは7月の時点で、『僕はもういいでしょう。今先発陣はすごいピッチャーいるし』『自分がいても足引っ張るだけ』『栗山(英樹・代表監督)さんも僕なんか必要じゃないだろうし』など、代表入りに否定的なコメントを残していました」(野球ウォッチャー)
しかし、栗山監督が渡米・会談した12月6日、ダルはすぐさまツイッターで《栗山監督に『来年のWBC出場しなさい』と言われたので出場します》と参加の意思を表明。
この手のひら返しは、野球ファンの大きな困惑を招くこととなった。
「栗山監督本人の意思も確認しない内に、『僕なんか必要じゃない』と憶測で述べたのは、本当は必要としてくれていた監督に失礼な発言。
しかも、『言われたので出場します』と〝仕方なしに出る〟ような上から目線ですし、身勝手な二枚舌という印象が強く残りましたね」(スポーツジャーナリスト)
“手のひら返し”の理由はワールドカップか
ネット上には、
《なんでこの人、自分から出たいって絶対言わないの?》
《WBCなんて価値ないとか言ってたのに》
《W杯見て火がついたんだろ》
《大谷参加表明からのワールドカップで国際戦の盛り上がり目の当たりで心境が変わったんじゃないか?》
《やっぱりワールドカップの盛り上がり見てたら羨ましくなるんだろうな》
《散々WBCのこと馬鹿にしてたくせに今更手のひら返すなよ》
など、〝心変わり〟の理由に関してさまざまな推察が。一体、なぜ前言を翻したのだろうか…。
「ダルは今年36歳で、一般的にはあと数年で引退する年齢。〝最後のひと花〟として、国際大会でもう一度優勝を味わいたいと感じたのでしょう。あとは、やはりサッカーワールドカップの影響が強いでしょうね。他競技のお祭り騒ぎを見て『自分もああなりたい』と触発されたのでしょう」(前出・野球ウォッチャー)
格上相手に大金星を挙げたサッカー日本代表と同様に、ダルも日本チームの底力を世界に見せつけてくれること
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