クルタ族は“加害者”なのか?『HUNTER×HUNTER』幻影旅団の結成秘話に騒然
『HUNTER×HUNTER』37巻(冨樫義博/集英社)
冨樫義博による人気漫画『HUNTER×HUNTER』の最新話が、11月28日発売の『週刊少年ジャンプ』52号に掲載された。前回から「幻影旅団」の過去が紐解かれているのだが、意外すぎる成り立ちが判明したことで、読者に衝撃を与えている。
※『HUNTER×HUNTER』最新話に触れています
「幻影旅団」の初期メンバーは、何を捨てても許される隔離地域「流星街」で生まれ育った子どもたち。ゴミ山から集めた本やビデオテープが彼らの娯楽で、宝物探しに勤しむ日々を送っていた。
第396話『結成(2)』では、クロロたちが街の定期集会で特撮ドラマをアフレコした演劇を決行。途中、ビデオデッキが故障するハプニングに見舞われるも、クロロの機転で無事に解決する。
上演後、クロロの胆力を目の当たりにしたウボォーギンやフィンクスたちも、アフレコのメンバーに加入。規模を広げたメンバーは、パクノダの提案で「旅団」として旗揚げする──。
後に世界を震撼させる「幻影旅団」だが、この時は子どもらしいヒーローものの演劇グループだった模様。本人たちも「劇団」「旅の一座」などと認識していたようで、現在の彼らと比べると、別人のように牧歌的に見える。
「幻影旅団」のメッキが剥がれた?
ギャップに満ちた「幻影旅団」の過去に、読者たちも衝撃を受けたようで、《幻影旅団、始まりは劇団ごっこだったのか》《幻影旅団さんマジで地元ノリの演劇サークルだったのか》《初めは清掃戦隊カタヅケンジャーの吹き替え声優の劇団だったんだな》《まさかの仲良しサークルどころか劇団だったのか…》といった声が相次いでいる。
とはいえ、「幻影旅団」は元々ミステリアスで恐ろしい作中一の実力者集団として描かれていた。過去編が赤裸々に明かされたことで、その特権的な立ち位置が崩れ落ちつつあると感じる人もいるようだ。
なにより、過去編がすべて描かれてしまえば、物語から退場していくことも想像に難くない。やはりこの先に待っているのは、団員全員の“全滅エンド”なのだろうか。
また、ハートウォーミングな「幻影旅団」の過去が描かれたことで、読者からは《クルタ族は被害者じゃなくて加害者・復讐された側で、それをクラピカが知らないって説が濃厚になっていく》《クルタ族を全滅させたのは幻影旅団じゃない説やクルタ族が旅団に何
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