伊藤沙莉 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
俳優・菅田将暉主演で、今年1月に放送されたドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)が、来年秋に映画化されることが発表された。
なんとも喜ばしいニュースだが、漫画ファンたちは烈火のごとく怒り、批判の声をあげている。
原作は、累計発行部数1300万部を突破する同名コミック。天然パーマにコンプレックスを持つ主人公・久能整(菅田)は、友だちや彼女を持たず、カレーをこよなく愛する大学生。
社会で「当たり前のこと」として流されていることに疑問を抱く思慮深い性格で、膨大な知識と独自の価値観による持論を展開していく。
ドラマ版では、原作に忠実な菅田のパーマ頭が大きな話題に。また、最終話で明かされなかった謎もあったため、残された伏線が映画版で一気に回収されると期待されており、
《テレビドラマでファンになった1人ですが、放送回の中でもライカさんとの別れの回が最高に好きでした》
《絶対次作があるに違いないと期待しかない終わり方でした》
《予想通りなら絶対劇場まで観に行きます》
《菅田さんの長いセリフをあのキャラでしっかり演じきれるところと犯人役のゲスト俳優の演技力の高さが魅力でした》
などの声があがっている。
実写化に過剰反応する原作ファン
一方、この一報にヘイトスピーチを撒き散らしているのが、一部の過激な原作ファンたちだ。
ドラマ版では、新人刑事の風呂光聖子(伊藤沙莉)がキャラ変され、整との間に恋愛要素を絡めるなどして反感を買っていた。
そのため今回の映画化も
《原作の風呂光さんは好きだけどドラマの風呂光さんはうっとうしい》
《あれだけ酷評された風呂光さんの改悪をどうにかした上での映画化なんですよね? もしやるなら原作に忠実に作ってくれ》
《ミステリと言う勿れが映画化??? あの原作と違いすぎて腹立って仕方がなかったドラマが??? 誰が見るの…???》
《また風呂光の改変入ったら嫌だなぁ。原作を大事にしてくれ》
など、まるで金科玉条のごとく猛批判。もはや条件反射のように「原作ガー」と叫んでいるのだ。
そもそも、忠実に再現する路線もあれば、オリジナル要素を加えてさらに面白くする路線もあっていいはず。〝忠実こそが正義〟と信じて疑わない、偏狭さはなんなのだろうか…。
Source: まいじつ2
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