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人気アーティスト・椎名林檎の雲隠れが、世間の失望を招いている。
「先日発表された『第73回NHK紅白歌合戦』の出場者に椎名の名前がなく、2014年から続いていた連続出場がストップ。今年は『おじゃる丸』(NHK Eテレ)のエンディングテーマを歌うなど、選考基準であるNHKへの貢献度もバッチリだっただけに、落選は衝撃を呼びました」(芸能記者)
衝撃の落選とあって、ネット上には理由を探るさまざまな意見が飛び交うことに。中でも見られるのは、〝ヘルプマーク事件〟によるイメージの悪さだ。
「椎名は10月7日にアルバムをリリースする予定だったのですが、購入特典グッズにヘルプマークと赤十字マークに酷似したデザインがあったとして批判が殺到。18日には、販売元自らグッズデザイン変更とアルバム発売延期を発表し、翌月には『椎名林檎本人が参画・監修した制作物ではない』と言い訳しています」(同・記者)
ヘルプマークは義足や人工関節や難病、妊娠初期など、外見では判別が難しい援助や配慮を必要としている人が、交通機関や公共施設で〝援助が必要〟であることを知らせるマーク。
他方、〝持っていると席を譲ってもらえる〟という悪用のほか、歌舞伎町界隈でファッションアイテム化するなど、目的外利用が深刻な社会問題にもなっている。
知らぬ存ぜぬを押し通すための“辞退”か…
「この騒動はいわば、誰でもヘルプマークを所持し、悪用できる環境を作りかねなかった、大変に反社会的な行為。特に赤十字マークは、ジュネーブ条約や『赤十字の標章及び名称等の使用の制限に関する法律』『商標法』などの法律によって使用が厳密に定められています。しかし、これまで謝罪や説明を行ったのはレコード会社のみで、椎名自身は今に至るまで一切ノーコメントのダンマリを決め込んでいます」(芸能ジャーナリスト)
「紅白」落選でネットが荒れているのはこのため。中には、落選そのものが辞退であり、その理由は〝ほとぼりが冷めるまでの雲隠れ〟ではとの厳しい意見も相次いでいる。
「椎名は2016年11月、山谷えり子氏らが出席した、自民党の『文化伝統調査会』で講演。2014年にはNHKのサッカーワールドカップテーマソングを手がけるなど、政権や公共放送に近付く体制側です。ここまで大組織にすり寄ってい
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