『HUNTER×HUNTER』を読めないジャンプ読者たち…王位継承編のテーマと元ネタは？
芸能情報『HUNTER×HUNTER』37巻（冨樫義博/集英社）
冨樫義博が手掛ける人気漫画『HUNTER×HUNTER』の最新話が、11月14日発売の『週刊少年ジャンプ』50号に掲載された。どこまでも物語の風呂敷を広げる方針は変わらないようで、さらなる新キャラたちが投入され、読者を驚かせている。
※『HUNTER×HUNTER』最新話に触れています
第394話『想定』では、「シャ＝ア一家」のオウ＝ケンイと「シュウ＝ウ一家」のヒンリギが、「エイ＝イ一家」の隠しアジトへ。しかし罠だったことが判明し、一旦手を引くことになる。
「エイ＝イ一家」のメンバーはまんまと獲物を手に入れ、レベルアップに成功。運び屋兼殺し屋のトレベルムや縫製・装飾加工業のシフォン＝トト、配管工ノートルなど、さまざまなキャラクターたちの言動が描写されていく。
時を同じくして、第4王子ツェリードニヒの私設兵たちも、「エイ＝イ一家」のトップであるモレナ＝ブルードを追跡中。そこで、ツェリードニヒの同級生だという私設兵たちが登場する──。
ツェリードニヒの同級生たちは念能力者ではないようだが、知性は一流。その優秀さや各々の思惑を表現するためか、10ページにわたって膨大なセリフを発するのだった。
クラピカたちはどこへ…
元々はクラピカを主役に据えて始まった「王位継承編」だが、気づけばカキン王子やその私設兵、「幻影旅団」にマフィアなどが物語に参戦。群像劇の限界に挑んでいるような展開だったが、今回は能力者ですらない私設兵の下っ端まで掘り下げられた。
物語の情報量に脱落しかけている読者も多いのか、ネット上では《また新しいキャラと勢力が追加されて頭パンクする》《新キャラが大量に出てきてメモリが足りない》《知らない人たちがどんどん増えて知らない人たちの会話が永遠に続く…！》《ハンタ途中からなんの話読まされてるんだコレってなった》《マジでポッと出のキャラの話読むのキツすぎる》といった声も上がっている。
やはり読者が一番興味を持っているのは、クラピカの動向だろう。しかし約3年11カ月に及ぶ沈黙を破り、連載を再開して以来、なかなかクラピカの出番は巡ってきていない。
再開1話目となる第391話では、主要キャラからほど遠いマフィアの一角「シュウ＝ウ一家」の若頭と、同じマフィア組織「エイ＝イ一家」の下っ端とのバトルが勃発。《4年ぶりの
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