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『ダイの大冒険』ガチ勢しか知らない裏話…幻の続編「魔界編」の内容とは

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芸能情報

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版』25巻(漫画:稲田浩司、原作:三条陸、監修:堀井雄二/集英社)
1990年代に『週刊少年ジャンプ』黄金期の一角を担った漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』。令和版のアニメリメイクも大きな話題を呼んだ同作だが、実はお蔵入りになった幻のエピソードとして「魔界編」が存在したことをご存じだろうか。
※『ダイの大冒険』最終話までの内容に触れています
「魔界編」の存在が明かされたのは、「ダイの大冒険」の原作が連載終了した後のこと。原作者・三条陸がインタビューにて、「ダイがドラゴンの騎士として魔界で活躍する続編」について語ったのだ。
本編は主人公・ダイが地上の平和を守った後、行方不明になるエンディングを迎えているが、どうやらもともとの構想では“その先”のストーリーが存在した模様。ちなみに物語終盤で竜騎衆の1人・ラーハルトが復活したのは、この続編のための伏線だったという。
またインタビューでは、最終話から5年後の世界が舞台となることも明かされていた。ダイを主人公として、クロコダイン、ラーハルト、新キャラクターの3人が新たな竜騎衆として活躍する…という構想があったらしく、「魔界編」についてかなり具体的なプロットが存在したことが窺える。
どういった理由で「魔界編」がお蔵入りとなったのか、インタビューの中では明かされていない。ただ、ネット上の読者たちの間では、「物語の蛇足になるため終わらせた」といった説が主流のようだ。
たしかにダイがラスボスである大魔王バーンを倒した以上、その後の話が蛇足になるのではないか…と危惧する心情は分かる。だが「魔界編」の構想は、むしろその“勇者と魔王”の因縁に関わっていたとも考えられる。
ダイはバーンに勝っていなかった!?
ダイは最終的にバーンを剣で真っ二つにすることで、行動不能に追いやった。これを勝利と呼ぶこともできるだろう。しかし見方を変えると、「力こそ正義」と語るバーンの思想にまんまと取り込まれているようにも思える。
戦いの最中にダイはバーンを殴りつけながら、強い力で相手を制圧することへの疑念を呈し、「こんなものが正義であってたまるかっ!!!!」と涙を流していた。原作の終わり方には、矛盾が潜んでいるとも言える。
そもそもバーンは、神々が人間に地上を与え、魔族と竜を魔界に押し込めたことに対する不満から、

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