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お笑いを偉そうにネット上で論評する〝お笑い痛〟たちが、今年も夏場のセミのごとくワラワラと湧き始めた。そう、年末に決勝が行われる『M-1グランプリ』の予選が、各地で開かれているのだ。
予選の情報は大会公式サイト、YouTubeなどで公開されているため、これを見て一喜一憂。特に、名の通った大物や優勝本命の敗退は、大物議員の落選がごとく大きな盛り上がりを見せる。
今回こうして話題になったのは、見た目を売りに数年前にピンでブレークした植野行雄を擁する『デニス』、別府ともひこがピンでブレークしている『エイトブリッジ』、『サバンナ』八木真澄と『レイザーラモン』HGのユニット『ネオ☆健康ボーイズ』、実力派コント師『うるとらブギーズ』といった面々。特に驚かれたのは、先日の『キングオブコント2022』で決勝に残った『ネルソンズ』の敗退だ。
『ネルソンズ』はキャラで売れてるだけ?
「『キングオブコント』決勝進出ということは、それだけ実力はあるわけで、2回戦敗退は大番狂わせと言っていいでしょう。コントのやりとりを漫才に当てはめたスタイルを〝コント漫才〟と呼びますが、これがいかに難しいかという証左では。コント漫才は『オレ店員やるからお前客やって』に代表されるように、構成がテンプレになりがちですからね」(お笑い評論家)
逆に、「キングオブコント」「M-1」の両方で決勝に進出しているコンビは〝二刀流〟として実力が評価される流れに。お笑い痛たちは、
《ネルソンズ2回戦敗退か…。漫才が主戦場ではないとはいえ、意外だ。昨年準々決勝進出、1回戦も好成績だったからもうちょい行けると思ったが》
《両方ファイナルに行ったコンビは神がかってます》
《デニスとかネルソンズがM-1二回戦で落ちる衝撃》
《M-1の2回戦でネルソンズが敗退してる まああの人達はコントだよなあ》
《チョコプラもM-1は3回戦ぐらいで落ちてたような 2刀流すごい…》
といった鳴き声を上げている。
「『M-1』は3回戦に大きな壁があり、2回戦までならアマチュア参加や即席コンビでも通れると言われている。ここで負けるのはプロとして恥ずかしいことで、はっきり言えば才能がないとも言える。現に、ここで負けている売れっ子は、HGだの植野だの父娘漫才だの、キャラで売れ
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