令和版『うる星やつら』はコンプラ無視!?「産むんじゃなかった」発言など“昭和ノリ”を再現
令和版『うる星やつら』コンプラ無視!?「産むんじゃなかった」発言など“昭和ノリ”を再現 (C)PIXTA
ついに2022年版のTVアニメ『うる星やつら』(フジテレビ系)が放送スタートしたのだが、想像以上に“昭和のノリ”を再現したアニメだった。令和のコンプラ意識が常識となったオタクたちは早くも戦慄しているようだが、果たして現代でも受け入れられるのだろうか。
あたる母の発言に視聴者騒然!?
10月13日に放送された「うる星やつら」第1話で視聴者を騒然とさせたのは、諸星あたるの母親による「産むんじゃなかった」というセリフ。これは他ならぬあたるに向けて放たれた言葉で、原作にも登場するのだが、令和版アニメでもしっかり再現されたようだ。
ところが第1話を見た視聴者からは、《「産むんじゃなかった」の台詞はファンとしてはお馴染みだけども令和に聞くと驚くな》《令和でやっていいやつ? マンガ読んでたときも、けっこうパンチ利いてるな…って感じだったけど》《時代背景が原作ままな上、あたるの母の「産むんじゃなかった」も変えなかったのびっくりした》《親から「産むんじゃなかった」はきっついなあ》といった驚きの声が。令和を生きる人々にとっては、刺激が強い台詞だったのだろう。
高橋留美子による「うる星やつら」原作漫画の本格的な週刊連載が始まったのは、1980年。当時はギャグとして楽しまれていた表現でも、現代だと受け入れられないことは往々にしてある。しかし「産むんじゃなかった」をカットしなかったということは、今後も原作の再現を重視していくスタンスと捉えても良いのかもしれない。
化石のような80年代要素の数々
令和版「うる星やつら」第1話では、他にもさまざまな昭和ノリの展開が。“お色気要素”も健在で、あたるが偶然ラムの下着みたいな服を取ってしまう、いわゆるラッキースケベもそのまま再現されていた。
また、そもそもあたるの“浮気男”という属性が前時代的。たしかに80年代は『シティーハンター』の冴羽獠など、浮気男の主人公がちょっとしたトレンドになっていたが、萌えノベルゲームの主人公すら一途なキャラが増えている現代において、どう受け入れられるかは未知数だ。
その他「うる星やつら」といえば、いつの間にか時代に淘汰された“暴力系ヒロイン”も数多く登場する。第1話でも幼馴染みのしのぶが電柱を投げつけたり、ラムが
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