『にじさんじ』海外人気が爆発!『ホロライブ』1人勝ちの牙城を崩す驚異的な決算報告
『にじさんじ』海外人気が爆発!『ホロライブ』1人勝ちの牙城を崩す驚異的な決算報告 (C)PIXTA
『にじさんじ』を運営する『ANYCOLOR株式会社』が、2023年4月期の第1四半期(Q1)の決算を発表。さまざまな項目で大幅な増益を記録していたが、とりわけ海外部門である『NIJISANJI EN』の成長が著しく、大きな反響を呼んでいる。
『にじさんじ』海外向けグループの急成長
今回の発表によると、2023年4月期Q1の売上高は59.3億円で、前年同期比113%という数字。また営業利益に関しても、前年同期比152%の21.2億円と報告されており、まさしく順風満帆といった印象だ。
そんな中でとくに際立っていたのは、同社の海外向けVTuberグループ『NIJISANJI EN』の成長率。2022年4月期Q1の時点では売上高2,700万円だったのだが、その後は急激な成長を果たし、2023年4月期Q1では16億3,000万円に達している。
数字を見ても明らかだが、「ANYCOLOR株式会社」は「NIJISANJI EN」について「特にコマース売上の成長が売上高の成長を牽引」と説明。グッズやボイスコンテンツといったコマースビジネスの好調が、「NIJISANJI EN」の高い売上高に繋がったようだ。
『NIJISANJI EN』が急成長した理由
これまで海外のVTuber市場は、『カバー株式会社』の海外向けVTuberグループ『HololiveEN』の1人勝ちとも言われていた。また、本来は日本語圏向けの『ホロライブ』も、桐生ココのデビュー以降に熱狂的な海外ファンがついている。
その一方で、「ANYCOLOR株式会社」の海外展開は苦戦していたイメージだ。なぜここまで急成長を遂げたのだろうか。
理由として挙げられがちなのは、「EN4期を当てたから」といった意見。「NIJISANJI EN」の第4弾メンバーとしてデビューした、Vox Akuma、Ike Eveland、Mysta Rias、Luca Kaneshiro、Shu Yaminoの5名が、急成長につながったと見られているようだ。
とくにVox Akumaは現時点でチャンネル登録者数114万人という、「にじさんじ」全体でもトップクラスのVTuberに成長している。
いちタレントの人気が、企業全体の売上高急増に繋がるのか
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