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『FF10』はニワカ向けゲームじゃない! 永遠にオワコン化しない名作の条件

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芸能情報

『FF10』はニワカ向けゲームじゃない! 永遠にオワコン化しない名作の条件 (C)PIXTA
『ファイナルファンタジーX』(FF10)といえば、言わずと知れた大ヒットRPGだが、その一方で毀誉褒貶も激しい。FFシリーズの中でも“ニワカ向け”扱いされることが多い作品だ。しかし同作には、ライト層を惹きつけるだけのたしかな魅力が秘められていた。
一般人から絶大な人気を誇る『FF10』
「FF10」は、2001年に『Playstation 2』用ソフトとして発売されたが、その名声は決して古びていない。たとえば2020年に放送された『発表!全ファイナルファンタジー大投票』(NHK BSプレミアム)では、一般視聴者の投票による作品部門のランキングで、堂々の第1位に。ちなみに2位はあの『FF7』だったので、どれだけ熱狂的な支持を受けているのかよくわかる。
同作の魅力として、まず挙げるべきは物語の強度だろう。ある日、異世界「スピラ」に飛ばされてしまった少年・ティーダ。そこでは「シン」という魔物が人々を脅かしており、召喚士のユウナは世界を救うために旅に出るという。そして2人の運命の旅路が始まる…。
王道のボーイミーツガールにして、ストーリーラインとしても分かりやすいのが「FF10」の特徴。なんだかんだで複雑な『FF7』をはじめとして、FFシリーズの作品は物語が込み入りがち。目的が分かりやすい1本道のストーリーは、ほかのナンバリングタイトルとは一線を画している。
なによりティーダとユウナの壮大なラブストーリーとして解釈できるのが、大衆向けコンテンツとして強い。「FF10」が幅広い世代から共感を集めているのは、ひとえにシナリオの力だと思われる。
技術の進歩で革新的な「FF」へ
とはいえ、そんなニワカ向け要素だけでなく、ゲームとしての完成度も評価すべきだろう。「FF」史上初の「PS2」向けタイトルとなった「FF10」では、それまでの作品からさまざまな面が進化。シリーズでは珍しい東洋をモチーフにした世界観がリアルなグラフィックで描かれ、プレイヤーがよりダイレクトに没入感を感じられる作品になった。
また、シリーズで初めてキャラクターボイスを搭載。キャラクターに声がついたことで、物語が臨場感のあるものに。さらに、フェイシャルモーションという技術の導入によって、キャラクターの繊細な感情の変化

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