実写版『幽☆遊☆白書』爆死確定? 桑原のキャスティングが“逆にアウト”な理由
実写版『幽☆遊☆白書』爆死確定? 桑原のキャスティングが“逆にアウト”な理由 (C)PIXTA
漫画原作の実写化で鬼門となるのは、何よりもキャスティングの問題だろう。先日発表されたNetflix版『幽☆遊☆白書』に関しても、激しい議論が巻き起こっていた。しかし世間で取り沙汰されているのとは別に、桑原和真役のキャストは、とある問題点を孕んでいるようだ。
フツメンキャラにイケメンを抜擢
「幽☆遊☆白書」の桑原といえば、イケメンぞろいの主人公パーティーにおいて、唯一の“凡人”ビジュアル。ヤンキーらしい強面で、非モテキャラのような扱いを受けていた。
しかし新たに制作されるNetflix版「幽☆遊☆白書」では、桑原役として俳優の上杉柊平を起用。過去には写真集も刊行されたことがあるイケメン俳優であり、今回公開されたビジュアルもモデルのような雰囲気だった。さらに桑原の特徴である時代錯誤なリーゼントヘアも、現代的なヘアスタイルへと変更されている。
Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』“桑原和真”役は #上杉柊平 ⚡️
上杉柊平からコメントも到着!👇(続く)#幽遊白書#YuYuHakusho#冨樫義博 pic.twitter.com/U7YmYUCelX
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) July 19, 2022
その姿を見た原作ファンからは、《いや桑原をイケメンにするのはダメだろ…》《桑原にイケメン俳優を起用するとか…流石に擁護できん》《桑原はブサイクだけど中身イケメンだから良いんだよ…これだから実写は》といった声が上がっていた。
また、原作のイメージを尊重するかどうかという話とは別に、問題はいわゆる「ポリコレ」議論にも関わってくる。凡人ビジュアルのキャラクターに、イケメンを抜擢することは、“政治的に正しくない”からだ。
世界のトレンドは「ルッキズム」にあり
あまり耳馴染みがないかもしれないが、近年では「ルッキズム」を見直す考え方が広まっている。「ルッキズム」とは人間の見た目にもとづいた差別であり、外見的な魅力の有無によって社会から優遇されたり、蔑視を受けたりすることを指す。
エンタメ業界でもさまざまな方面で見られる動きで、たとえば海外ゲームの『Horizon Forbidden West』などが、代表的な例と
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