河瀬直美 (C)Denis Makarenko / Shutterstock
映画監督・河瀬直美が手掛けるドキュメンタリー映画『東京2020オリンピック SIDE:B』の公開が6月24日からスタートしたが、かなり厳しい数字となったようだ。
同作は「東京オリンピック」の選手を中心に据えた「SIDE:A」と、大会関係者や市民に焦点を当てた「SIDE:B」の2部構成のドキュメンタリー映画。
河瀬監督ら総勢150人のスタッフと、「東京オリンピック」の750日間5000時間に及ぶ記録映像を映画化した作品となっている。
また「SIDE:B」公開の24日は舞台あいさつも行われ、河瀬監督は「50年後、100年後の人にも見てほしい」と力説していた。
一番の被害者は映画館?
「〝750日間5000時間〟や〝50年後、100年後〟などスケールの大きい数字が目立ちますが、『SIDE:B』公開後3日間の記録は、動員数が約6877人、興収が約937万1800円と言われています。全国200館規模で公開しているのですが、場所によっては公開直後から閑古鳥が鳴いているといったウワサも…。ちなみに6月3日公開の『SIDE:A』も悲惨な状態で、一部から《映画も無観客での上映らしい》と、オリンピックの無観客開催に合わせた皮肉も聞かれました」(芸能ライター)
劇場に足を運んだ人がほとんどいないため、批判の声もあまりないのだが、ネット上では、
《舞台あいさつも無観客だったかもね》
《ここまで人気ないと、そのうち、チケ代半額になるかもねwww》
《これはひどい! 河瀬直美監督が100年後の人にも見てもらいたいと思ってるぐらい気合が入ってるんですよ! 誰か行ってあげて》
《SIDE:Bが始まりましたが、観客数はSIDE:A並み。座席数、回数も、同クラスの動員数の作品よりかなり多くとっています。これも特別扱いなんでしょうか? 映画館の経営にダメージが起きなければいいのですが…》
などと不本意な形で話題にはなっているようだ。
河瀬監督によるパワハラ疑惑なども世間を賑わせたが、興収に繋がるほどの宣伝効果はなかった模様。最終的な大会経費1兆4238億円という偉大なるレガシーを残した「東京オリンピック」にふさわしい映画といえそうだ。
Source: まいじつ2
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