実業家の堀江貴文氏が2月21日、自身のYouTubeチャンネル『ホリエモンチャンネル』に動画を投稿し、OpenAIの動画生成AI『Sora(ソラ)』の素晴らしさと懸念について解説した。
YouTube公式チャンネル『ホリエモンチャンネル』より
『Sora』は2月15日に、チャットGPT(ChatGPT)を開発したアメリカのオープンAI(OpenAI)が発表したテキストから動画を生成するAIで、登場人物や動きなどを指示すると最長60秒の動画を作成可能だ。
堀江氏はSoraのデモ動画を見たことを報告。その中で、桜が舞い散る日本の街を歩く人の動画もあり、デモ動画で日本を採用した理由について「AIが自動で画像とか作ると看板の文字とかがよくわかんない謎の文字になったりとかするんですけど、それが日本語系の謎文字だとですね、欧米系の人は読めないからそこで誤魔化しが効くんじゃないかみたいな話をしていた」と語った。そして、それよりもSoraがスゴイと思った理由は、「これをプロンプト(AIへの指示)だけであのレベルの動画が作れるって事は、プロトタイプを作る時にはすごく重宝すると思う」と語った。
生成AI系の動画は元動画をベースにアレンジすることも可能になるため、例えば元動画の登場人物の人種を変えたり、「不祥事を起こした俳優さんをそのまま顔だけ入れ替えて他の人にする」といった使い方もできると展望。ディープフェイクである“堀江氏vsひろゆき”のような動画が簡単に作れてしまうこともあるとした。堀江氏は「上手くプロンプトで修正することができれば映像も生成AIで簡単に作れる時代ってのが、もうそこまで来ているとも思う」と語った。
懸念点について堀江氏は「ディープフェイクに対する規制とか、今のような状態だと本当に動画作られ放題になるんじゃないかな」と詐欺動画の温床になってしまう可能性を指摘。詐欺を働く人たちについて堀江氏は「頭が良い人が多いんですよ」と話し、「その頭の良さをもっと社会のため良いことに使ってほしいなっていう風に思うんですけど、残念ながら詐欺広告とか自分達の思想を押し付けるのに使ったりとかする」と自身も迷惑している事を明かし、辞めるよう訴えた。
動画へのコメントでは、「理論的、科学的知見を織り交ぜた冷静な解説、とても素敵です。ありがとうございます」「堀江さんをフェイクに使うのは知名度・
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