マヂカルラブリー (C)まいじつ
12月24日に開催された漫才師日本一を決める大会『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)。敗者復活戦は今年からルールが大幅に変更され、そのシステムに絶賛の声が続出している。
当日午後3時から東京・新宿で、準決勝で決勝進出を逃した21組が出場した敗者復活戦。『シシガシラ』のハゲネタが大ウケし、審査員5票中4票を獲得して決勝へと返り咲いた。
2015年から2022年まででの敗者復活戦は、会場にいる観客と中継を観ている視聴者によるインターネット投票が行われていた。しかし今年からは、準決勝の順位をもと21組がA・B・Cの3つのブロックに公平に振り分けられ、各ブロックの勝者を会場にいる観客500人が1組ずつネタを終えた段階で「暫定勝者」か「挑戦者」のどちらが面白かったかを審査する。
その後、各ブロックの勝者3組の中でどの組が一番面白かったかを、『NON STYLE』石田明ら現役芸人5名が審査。会場のファン→芸人審査員という〝2段階方式〟になった。
これにより、ネタの良し悪し関係なく、知名度が高いコンビが視聴者投票によって復活してしまうという従来の悪習がなくなった。
今までの敗者復活戦は茶番だった?
審査員の『かまいたち』山内健司は「芸人的にはありがたい」と言及し、観客500人による投票ついても「観ててウケているなと思う人が勝ち上がっている」と称賛。『マヂカルラブリー』野田クリスタルも「今までの敗者復活戦はなんだったんだ」と皮肉交じりに同意すると、『アンタッチャブル』柴田英嗣が慌てて「なんでもね、時代を重ねてよくなっていくっていうね」とフォローするに至った。
「2022年の敗者復活戦では、『令和ロマン』が圧倒的にウケていたにも関わらず、知名度のある『オズワルド』が決勝へ進出。さらに、2021年も2位の『金属バッド』が内容的に圧勝でしたが、人気投票で『ハライチ』が復活して物議を醸しました。
2018年に『ミキ』が敗者復活した年も、会場のウケでは『プラス・マイナス』がぶっちぎりだった。このことについては、芸人サイドからもクレームが寄せられていました」(お笑いライター)
しばらくはこの方式が続いていくだろう。
Source: まいじつ2
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