画/彩賀ゆう (C)まいじつ
どうやら『YOASOBI』はレコード大賞が嫌いらしい。
今年一番のヒットソングと言っていい『アイドル』を発表した「YOASOBI」が、12月22日放送の『ミュージックステーション SUPER LIVE 2023』(テレビ朝日系)に出演する。
2人は18日放送の『CDTV ライブ!ライブ! クリスマスSP』(TBS系)にも出演が決まっているほか、大晦日の『第74回NHK紅白歌合戦』にも出場。今年の顔として、各音楽番組に引っ張りだこであることが分かる。
一方、年末の『輝く!日本レコード大賞』にはノミネートされていない。今年イチのヒットソングであるにもかかわらず選考されなかったことで、議論を呼んだことも記憶に新しいだろう。
「レコ大は受賞アーティストのパフォーマンスがお決まりですが、ここ最近の『YOASOBI』はテレビでの楽曲披露に消極的。ブランディングなのでしょうが、この意向からレコ大ノミネートを辞退したとも言われています」(レコード会社関係者)
だが、レコード大賞を辞退する一方で、他の年末音楽特番には出場するではないか…。
レコード大賞辞退の一方で他に出るのは…
『紅白』は国民的番組であるためまだ理解できるが、『Mステ』や『CDTV』といった音楽特番に出演する辺り、レコ大を特別嫌っているとすら感じられるだろう。一体、この判断基準はどこに…。
「音楽特番に出るのにレコ大を辞退する辺り、レコ大に悪印象を抱いているとしか思えない。これは推測ですが、おそらく、権威が失墜したレコ大の箔付けに利用されるのが嫌なのでは」(音楽事務所関係者)
確かに、現在のレコ大の惨状と来たら、それはそれは悲惨なものがある。こう思われるのも無理はないだろう。
「レコ大は選考基準が謎だし、プロセスも不透明。権威があったのはせいぜい平成の初頭までで、以降はただの〝年末の風物詩〟程度の存在にすぎません。某グループが大賞を〝買った〟スキャンダルなんて、賞の価値を落とした最たる事例。音楽業界の癒着や政治関係の象徴のような賞ですから」(同)
レコ大といえば、年配層は受賞にまだ価値があると感じている賞だ。そこに協力しないのは、彼らが〝新世代〟であることを如実に印象づけている。
Source: まいじつ2
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