大谷翔平 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
感動体験が忘れられないようだが、いい加減しつこいような気も…。
各局の年末年始特番スケジュールが、徐々に解禁され始めている。テレビ局が特に力を入れる大晦日、TBSは『WBC2023大晦日・生放送スペシャル(仮)』を放送する。
番組は6時間の生放送で、今年最大のビッグイベントとなった野球世界大会・WBCの裏側を徹底解説。司会は侍ジャパン公認サポーターの中居正広が務め、大会MVPの大谷翔平からダルビッシュ有まで、選手たちがゲスト出演して〝今だから話せる秘話〟を語るという。
「WBCの放映権を獲得していたこともあって、TBSは大会を盛り上げようと、あの手この手でプロモーションを行っていました。大会前から特番を組み、優勝後にも歴戦紹介番組を放送。世間のWBCフィーバーが落ち着いた後も猛プッシュし、ついに年の締め括りにまで持ってくるとは」(民放番組編成スタッフ)
すでに終わった大会をここまでこすり倒すとは、その執着は相当なものだ。
何度もこすられているのは事実だが…
だが現実問題として、WBCが一大コンテンツであることは事実だ。視聴率は全試合で40%を超え、関連グッズがバカ売れ。ヌートバーや大谷は流行語大賞にもノミネートされている。
二次コンテンツとしての好調を最も示したのが、6月2日から公開されたドキュメンタリー映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』だ。
「全国136館、3週間限定と小規模ながら、連日好調な動員を記録。後に1週間の公開延長と上映館の追加も決まり、最終的には4週間で16億円超の興行収入を記録しました。これは今年の実写邦画でトップ10に入り、記録映画としては異例の大ヒットと言えます」(配給会社社員)
一部ネット上では、こうした特集に対し、《さすがにもうええわ》《いつまで引っ張るねん》《さすがにこれはきついだろ 試合があるならまだしも》といった声がある。
反動として「野球ハラスメント」「大谷ハラスメント」との声も上がっているが、これはWBCがそれだけ有力なコンテンツであるという証明に他ならない。
一時は古臭いイメージでオワコンと呼ばれた野球だが、むしろ人気が復活していると言えるだろう。
Source: まいじつ2
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