画/彩賀ゆう (C)まいじつ
『Sexy Zone』菊池風磨の主演ドラマ『ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある』(日本テレビ系)が10月13日よりスタートした。主人公のキャラがキツイ、設定モロ被り、根本的につまらないという三重苦で、大コケの予感がプンプンだという。
主人公・饗庭蒼一郎(菊池)は、滞納されている税金を徴収する徴税吏員。滞納者を真面目に追及する猪突猛進タイプの新人・百目鬼華子(山田杏奈)とは正反対に、柔和な笑顔とコミュ力の高さで懐に入り込み、豊富な税金の知識と巧みな話術で問題を解決していく。
「税の徴収がテーマというのは、夏クールの伊藤沙莉主演ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレビ朝日系)と全く同じです。
弁護士や医療、刑事といった王道職業で被るならまだしも、マイナー職業で被るのは最悪のパターン。ドラマファンからは《シッコウと丸被り》《せめて時期をずらせなかったのか?》といった困惑の声があがっています」(ドラマライター)
しかも職業が同じなだけではなく、第1話の内容もほとんど同じようなものだった。
褒めるところは何一つないドラマ
「〝税を払わないクズ〟と〝税を払えないかわいそうな人〟が出てきて、なんやかんやあって、本当にこれでいいんだろうか? と視聴者に訴えかけるような内容がまんま同じでしたね。マイナーな職業なので、チュートリアルのような説明がてらの第1話が似てしまったのでしょう。なんとも不運です」(同・ライター)
しかし『ゼイチョー』が問題なのは、設定のもろ被りよりも、痛すぎる主人公キャラだという。
「饗庭はノリが軽くて徴税吏員らしくない男性。しかしノリの軽い演技は、見ていて共感性羞恥心が生まれるほどキツイ。ギャグは滑っているし、わざとらしい笑い方や時折みせるキザな行動も見ていられない。
漫画やアニメに出てきがちな、お気楽な2枚目キャラのようだが、これをリアルで再現すると中二病のド痛い男になるだけ。
菊池の演技の問題なのか、脚本の問題なのかわからないが、秋ドラマでもっともしんどい主人公であることは間違いありません。《好きな俳優が出るから観たけど主人公の演技下手すぎて萎えたわ》《いくらなんでも主役の演技が下手すぎる》と酷評されています」(同)
初回の世帯平均視聴率は5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったが、キープできるだろうか。
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