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ジャニーズ事務所の解体に伴い、エージェント契約が話題になっている。あまり馴染みがないこの制度は一体どのような運用なのか。
「ジャニーズは新会社を設立し、所属タレントとエージェント契約に移行すると発表。この契約は海外では当たり前で、仕事は事務所が取ってくるが、それ以外はサポートがなく、提携先になるイメージです。
変化としては、これまで事務所から半ば強制されるように回されていた仕事が断れるようになったり、サポートが少ない分、自由度が増すといったことが考えられます」(芸能プロ関係者)
主流ではないものの、日本の芸能事務所でも、タレントとエージェント契約を結んでいるところは多い。知名度の高い事務所でいえば、吉本興業がこの一種だ。
「吉本は『ハリセンボン』近藤春菜、友近、たむらけんじ、『天竺鼠』川原克己、バッファロー吾郎A、21年に解消したが『極楽とんぼ』加藤浩次らがエージェント契約。これは、19年の闇営業騒動で事務所の改革を迫られ、従来のマネジメント契約とエージェント契約を、タレントが選択できるようにしたためです。
しかしこの契約、タレント個人に変化があったでしょうが、企業としての吉本興業の体質は変わっていません。これは、世間の人々も同様の印象を抱いていることでしょう」(芸能ジャーナリスト)
吉本興業と異なる“全員エージェント契約”
この例に照らすと、ジャニーズも変化は望めないように思える。だが吉本には、エージェント契約を形骸化させる穴があり…。
「吉本は選択制のため、仕事の自由度よりも、巨大事務所が持つ恩恵にあやかりたいタレントは、これまで通りの契約が可能。実際、多くの芸人は〝吉本〟という組織の繋がりや看板にメリットを感じ、マネジメント契約のままでいるわけです。
対してジャニーズは、新会社とタレントは全員エージェント契約にすると決めているため、形骸化は防げるでしょう」(前出・ジャーナリスト)
ジャニーズ事務所は岡本健一とエージェント契約を結び、かつては山下智久も、米俳優ウィル・スミスの事務所とエージェント契約を結んでいた。
全く初めての試みではないようだが、一気に変えるとなると混乱も起きそうだ。
Source: まいじつ2
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