スポンサーリンク

『呪術廻戦』24巻は加筆修正でどう変わった?「宿儺の大ピンチ」や「虎杖の反転術式」が幻に

スポンサーリンク
芸能情報

『呪術廻戦』24巻(芥見下々/集英社)
TVアニメ2期の放送によって大きな盛り上がりを見せる漫画『呪術廻戦』の24巻が、10月4日に発売された。『週刊少年ジャンプ』に掲載された“連載版”と比べると、若干の加筆修正が加えられており、作者・芥見下々の描きたかったものがよりハッキリと分かる内容になっている。


※『呪術廻戦』最新刊の内容に触れています
24巻で描かれたのは、死滅回遊の佳境にあたる展開だ。各国の軍隊が結界(コロニー)に踏み込み、術師や呪霊との交戦が勃発。羂索が目論んでいた日本列島の“慣らし”が進むなか、虎杖悠仁たちは当初の目的だった伏黒津美紀の救出計画を実行に移していく──。
そんな同書において、連載版ともっとも違いが目立つのは両面宿儺と“天使”来栖華の戦いだろう。伏黒恵の身体に受肉した宿儺を消去するため、来栖が最大出力で「邪去侮の梯子」(やこぶのはしご)を放つというシーンで、光を浴びた宿儺は絶叫にも似た悲鳴を上げる。
連載版において、この時の宿儺は全身がねじれ、口と目が大きく開いた上、左目が飛び出しかけており、もはや瀕死とも見える姿だった。これまで一度も描かれたことがなかった“呪いの王”の絶体絶命の窮地として、当時の読者たちを驚かせたシーンだ。
しかし単行本の宿儺はねじれの角度が減っているほか、全身が影のようになっていて、表情を一切読み取れないように描写されている。そこまで追い詰められている印象はなく、むしろ黒塗りの姿がどこか不気味に見える印象だ。あるいは宿儺の絶対強者としての格を保つために、作画の修正が行われたのかもしれない。
なお、同シーンではこの修正のほかにも、2ページを追加する形で「邪去侮の梯子」の発動シーンが描き下ろされている。
「ジャンプ」掲載時よりも分かりやすい演出に
24巻では、ほかにも連載版から加筆修正されている箇所が挙げられる。たとえば「鵺」に関する描写は、修正の意図が非常に分かりやすい。
伏黒の身体を乗っ取った宿儺は、十種影法術の「鵺」を発動し、空を覆わんばかりの威容がビルの屋上に君臨する。その直前、異変に気付いてビルに駆け寄ってきていた髙羽史彦と禪院真希は、「鵺」が放った雷を浴びてしまうという展開だ。
比較してみると、連載版では「鵺」の降臨に驚く髙羽と禪院の顔が描かれるのみで、その後ビルの周囲に雷が降り注ぐ場面しか描かれ

リンク元

コメント