堺雅人 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
今期の覇権ドラマ、日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の視聴率が頭打ちになったという。
『VIVANT』の世帯平均視聴率は、初回の11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)からはじまって、ほぼ右肩上がり。第2話以降は、11.9%、13.8%、13.4%、14.2%、14.3%、14.1%と推移し、9月3日放送の第8話は14.9%と自己最高を更新した。
しかしこの〝14.9%〟という数字からは、ネガティブな要素が多く見えてくるという。
「初回視聴率は期待値の割につまずいたものの、第5話までにあっという間に14%台まで上昇。そのままグングンと数値をあげるかと思われたが、4話連続で14%台。『VIVANT』の持っている数字が、これが限度だという見方があるのです」(芸能ライター)
特に、第7話から第8話にかけての上昇値はわずか0.8ポイントで、15%の壁を超えられなかったことには、多くの関係者が落胆したそうだ。
視聴率30%超えのポテンシャルを持った敵
「第7話が放送された8月27日は、テレビ朝日系でバスケットボールW杯・日本対フィンランドを生中継。日本が歴史的な勝利をおさめて、視聴率8.8%を獲得しました。
また日本テレビ系では、『24時間テレビ』直後の生放送番組として『行列のできる相談所』を放送。こちらも視聴率12.7%と高く、この日は激戦区だったのです。
それだけに、特に裏番組が強くない第8話は、飛躍的に数字が上昇すると思われていましたが、大した上がり幅はありませんでした」(同・ライター)
9月10日は19時より、なんと『VIVNAT』だけで229分ぶち抜きの特番が放送される。前半150分はキャストを招いて生放送トーク、そして後半79分は第9話が放映される。
これは、視聴率をあげる大々的な作戦だという。
「実は10日も裏番組が強い。NHKで19時半より、ラグビーW杯の日本対チリが放送されるのです。そこで、NHKの中継が始まる前にTBSにチャンネルを合わせてもらおうと、19時からぶっ続けの放送という異例の特番を組んだのです。
つくづく裏番組の強さに泣かされる『VIVANT』だけに、やはり第8話ではどうしても15%の壁を超えておきたかったでしょう」(同)
自国開催となった2019年のラグビーW杯は、日本戦が視聴率30%超え
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