森七菜 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
森七菜と間宮祥太朗がW主演する月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)。まるで平成初期にタイムスリップしたかのような、懐かしい月9を楽しめると話題だが、キャラクターの描き方はトレンドを取り入れているようだ。
同作は、夏の海の街を舞台に、地元の女子たちと東京から来たエリート男子たち8人の恋模様を描いたラブストーリー。森や間宮の他、水上恒司、神尾楓珠、吉川愛、萩原利久といった注目の若手俳優が揃っている。
しかしながら、初回の平均世帯視聴率は6.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、2000年以降の月9初回視聴率ワーストを更新。7月31日に放送された第4話では5.4%という数字を叩き出してしまった。
「その原因は、キャラ設定や演出、セリフがすべて古臭いからでしょう。また、夏海(森)と健人(間宮)が惹かれる理由が不明瞭。意見が少しでもズレると〝住む世界が違う〟と相手を丸ごと遠ざけるのも、無理やり恋の障壁を作っているようでしんどい。
ただ、制作陣としては、このドラマで男女8人全員の恋愛リアリティーショーを描き、若い世代の視聴者に、それぞれの〝推し〟を見つけてほしいという狙いがある。推しが出来れば、視聴を継続させやすいですからね」(芸能ライター)
推しを決めて応援する視聴者たち
恋愛リアリティーショーといえば、『テラスハウス』(フジテレビ系)をはじめ、『今日、好きになりました。』『オオカミくんには騙されない』(どちらもABEMA)など、昨今人気のコンテンツだ。
「実際にネット上には、『愛梨の性格が1番好き。そして1番可愛い。愛梨推しだわ』『修くん推したいけど性格ひねくれすぎてしんどい』などと、推せるか推せないかを議論するポストが乱立しています。
古臭い、ダサいと言われたい放題の同作ですが、こういった流行りを取り入れてチャレンジする意欲は評価できますね。放送前、〝SNSの反応次第で物語の結末が変わる〟と宣伝されていたのも、〝推しがどうたら~〟と言っている視聴者の反応を見ると、まあ頷けるというものです」(同)
ただ、話が面白くないのに、推しを作らせようとするのは無理があり。せめて、もう少しでも人物を魅力的に描いてほしいものだ。
Source: まいじつ2
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