若村麻由美 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
女優の若村麻由美が主演を務めるドラマ『この素晴らしき世界』(フジテレビ系)の第2話が7月27日に放送され、サスペンス要素が加わった展開に視聴者から戸惑いの声があがっている。
同作は、平凡な生活を送る主婦・浜岡妙子(若村)が、ひょんなことから突然失踪した大女優・若菜絹代になりすましながら二重生活を送る〝なりすましコメディー〟。
第1話で、絹代になりすまして謝罪会見を見事に乗り切った妙子。これで仕事は終わったかと思いきや、それ以降も妙子のもとに「プロダクション曼珠沙華」のマネージャー・西條隼人(時任勇気)から連絡が入り、「あと1回だけ!」と再度なりすましを依頼される。
気が乗らない妙子だったが、「プロダクション曼珠沙華」の経営状況が危ういことを知り、CMの話を受けると決意。撮影本番、スポンサーにもバレずに乗り切り、無事にCMの仕事も乗り切ると、妙子は女優仕事に楽しさを覚え始める。
「ただのコメディードラマかと思いきや、意味深な赤いシミのついた布やクーラーボックスが映し出され、もしや〝絹代の遺体が入っているのでは?〟とサスペンス要素も入れてきた。
しかし、ただでさえ、主人公の妙子が特に目的もなく動いている、いわゆる〝巻き込まれ型〟のストーリーなのに、主人公そっちのけでのサスペンスも加わったために視点がブレブレ。なにを楽しんでいいのか、ストーリーの根幹が何なのか全く分からない」(芸能ライター)
『真夏のシンデレラ』も同じ失敗?
実際に視聴者からは《話が進んでるか進んでないかよくわからない》などと言われる始末だが、今期ドラマで不評な作品はすべて同じことが当てはまる。
「『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)や『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS系)も、主人公の目的が明示されていない。何が成功なのか、どこに向かっているのか分からず、ただただ主人公が右往左往する様子を見せられていて、これといったストーリーの軸がない。
対して、『VIVANT』(TBS系)や『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)などの人気ドラマは、明確なゴールが定められているので、毎週ストーリーがしっかり進んでいるように感じて見ごたえがあります。
〝巻き込まれ型の主人公〟が絶対にダメというわけではありませんが、少なくとも『この素晴らしき世界』『真夏のシンデレラ』『18/
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