(C)alphaspirit.it / Shutterstock
サッカーJ1リーグの鹿島が、現在スペイン2部でプレーする柴崎岳の獲得を目指していると各社が報じた。
ただJ2町田なども獲得に意欲的で、国内復帰しても古巣の鹿島でプレーする可能性は高くない。
鹿島指揮官も積極的ではないようだが、なぜこの時期に「獲得オファー報道」があったのだろうか。
柴崎は2022~23シーズン、スペイン2部のレガネスでプレー。30試合出場、うち18試合で先発したが、今季限りで契約が満了した。
一方、鹿島は今シーズン、リーグ4連敗を喫するなど苦境を経て現在6位。かつて絶対王者として君臨した面影はない。元鹿島の柴崎を欲しがる動機はあるように思える。
ただし、柴崎が鹿島に復帰したとしても活躍できる場所は多くない。
現在の鹿島は4-4-2で、守備的ミッドフィルダー(DMF)を2枚置くシステムを多く採用している。
柴崎はかつて日本代表で4-4-2のボランチとして主力を張っていたが、ワールドカップアジア最終予選・サウジアラビア戦で痛恨のパスミスを犯し、決勝点を献上してしまった身だ。
加えて、以前から守備の強度が問題視されており、ボランチとしては使いづらい事情もある。セカンドトップやサイドハーフでも使えることは使えるが、最も柴崎に合うのは前よりの中盤かトップ下だろう。
だが鹿島は現状、トップ下を置かない試合も多い。
鹿島・小泉文明社長の思惑は…アリバイ作り!?
また、鹿島の岩政大樹監督は、夏の補強に関して「若手の成長にかけたい」「夏の補強はリクエストは(フロントに)一切出していない」と公言。
柴崎の獲得に関して積極的ではなさそうだが…。
サッカー関係者は今回の鹿島の報道に関して、こう推察する。
「メルカリ会長で鹿島の社長でもある小泉文明氏の強い意向が働いているとみられる。小泉社長はかねてJクラブの社長にしては珍しくSNSで積極的に発信している。
Jリーグは長いこと、現状の春秋制から夏春制への移行がささやかれている。だが、移行の可能性を報じられると小泉氏は『決まったことは何も無い』とSNSで否定。
また、ホームタウン制度撤廃を検討しているとの報道も強く否定した。
J2町田の黒田剛監督は、柴崎の高校の恩師。2022年秋ごろから柴崎を獲得するのでは、との臆測が飛んでいた。
仮に鹿島に貢献してきた選手を
コメント