堺雅人 (C)まいじつ
7月13日から放送がスタートした中村倫也主演の連続ドラマ『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)に、覇権ドラマの香りがすると早くも話題沸騰だ。TBS日曜劇場と〝因縁の勝負〟を繰り広げると予想されている。
主人公の三馬太郎(中村)は、崖っぷちのミステリー作家。5年前に明智小五郎賞を受賞し、勤めていた会社を辞めて作家業に専念したが、その後は新作を出すたびに初版の部数を削られている。
リフレッシュのため、亡き父の故郷、山間の〝ハヤブサ地区〟に移住したところ、地元の消防団に加入したのを機に連続放火騒動に巻き込まれ、さらには住民の不審死など怪事件に遭遇していく。
「風変わりなミステリーが視聴者にウケ、第1話から絶賛の声が相次いでいます。ドラマの原作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』『七つの会議』『民王』『アキラとあきら』など、数々のヒット作を世に送り出したベストセラー作家・池井戸潤氏。
池井戸作品といえば、中小企業や銀行などを題材にした逆転劇で知られていますが、池井戸氏はミステリー作家の登竜門である江戸川乱歩賞でデビューし、作家としてのキャリアをスタートさせているのです。上手くいけば、『ハヤブサ消防団』も『半沢直樹』のような大ヒットを狙えるかもしれません」(週刊誌記者)
池井戸作品から独立した『VIVANT』
一方で今期のドラマといえば、今年一番の注目作となること間違いなしの日曜劇場『VIVANT』がある。
「『VIVANT』には、『半沢直樹』主演の堺雅人、『下町ロケット』主演の阿部寛、『陸王』主演の役所広司など、日曜劇場オールスターズが出演し、それらのドラマで全て演出・監督を担当した福澤克雄氏がオリジナルで原作を作り上げています。
しかし、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』の原作は全て池井戸氏の小説。つまり日曜劇場は今期、池井戸氏だけを抜いた〝最強布陣〟でドラマの制作に挑戦している。
もし『VIVANT』が大ヒットすれば、日曜劇場が池井戸作品から独立していくかもしれませんが、『ハヤブサ消防団』の方がヒットすれば、やっぱり日曜劇場には池井戸氏が必要ということになるでしょうね」(同・記者)
制作者のプライドをかけたこの対決は、どちらに軍配があがるのだろうか。
Source: まいじつ2
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