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アメリカ・メジャーリーグでプレーする前田健太投手の去就が、シーズン中ながら早くも注目されている。
前田は今シーズンが8年契約の最終年。オフにはFAとなるが、成績を考えると、メジャー球団で争奪戦が繰り広げられる可能性は低いという。
「前田は2021年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、翌22年はリハビリのために登板がありませんでした。今シーズンも、現地時間6月23日の試合で復帰後初勝利を収めましたが、それまでは4試合に登板して0勝4敗。ここまでの防御率は6.86と、かつての調子には程遠い状態です」(週刊誌記者)
日本球界に復帰する場合、最有力候補として考えられるのは、古巣である広島東洋カープだ。
「前田は自身を育てたカープに温情も愛着も持っており、チームもかつてのエース復帰は大歓迎。2015年、エースだった黒田博樹が突然メジャーから広島に復帰、翌年に25年ぶり優勝を決めたように、前田も〝凱旋優勝〟を果たしたいと感じているようです」(同)
一方、日本球界復帰の場合は、強力なライバルが立ちはだかるようだ。
“広島凱旋”に立ちはだかる巨人とソフトバンク
「前田の今シーズンの年俸はおよそ300万ドル。日本円にして約4億2千万円で、獲得にあたって、この金額がひとつの目安となります。そうなると、資金力に余裕があり、投手陣に不安のある巨人の参戦は必至。同世代で馴染みのある坂本勇人もいますし、年俸5億円に引退まで面倒を見るオプションすら考えられるでしょう」(前出・記者)
パ・リーグでも、〝パの巨人〟と言われるあの球団が狙っているそうで…。
「巨人と同じく、資金力豊富なソフトバンクも、前田争奪戦に参入するでしょう。ソフトバンクは2015年、メジャーから帰国した松坂大輔を、3年12億円の大型契約で出迎えている。今シーズンも、テキサス・レンジャーズでプレーしていた有原航平を獲得していますし、メジャー帰りの投手は欲しがる傾向にありますからね」(同)
一部によると、前田の気持ちはすでに、この2球団に傾いているとも…。
「前田は肘に不安を抱えているため、メディカル体制やトレーナーなど、医療フォローも含めたプレー環境を重視しているそう。そうなると、金に物言わせてこうした環境を整備しているソフトバンク・巨人は一歩リードすることになりま
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