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交流戦が終了し、リーグ戦が再開されたプロ野球。まだ前半戦すら終わっていないが、一部では早くもドラフト会議にスポットが当たっている。
「今年の注目度No.1選手は、なんといっても大谷翔平を輩出した岩手県・花巻東の佐々木麟太郎でしょう。彼は日本ハム・清宮幸太郎が早稲田実業時代に記録した、高校通算最多本塁打の111本を大幅に更新。6月時点で134本と、歴代高卒選手最強スラッガーの可能性も秘めています。
スカウトの間では、佐々木に広陵の真鍋慧、九州国際大付属の佐倉俠史朗を加えた3人が、高校野手BIG3と名高い。投手では、大阪桐蔭の左腕・前田悠伍、享栄の東松快征が高校二大投手でしょう」(週刊誌記者)
大卒・社会人でも、有望な人材は豊富だ。
「東洋大学の細野晴希は、左腕から繰り出すMAX155キロの速球で大注目。社会人では、元ヤクルト・度会博文氏を父に持つENEOS・度会隆輝が、イチロータイプの走攻守揃った抜け目のなさで競合必至です」(同)
日本ハム・清宮幸太郎の記録を超えるか…
いずれの候補も、複数球団の競合となることは確実と見られている。特に注目度No.1の佐々木は、強打者を欲しているチームの指名が必至だ。
「各報道やスカウトの情報を勘案すると、西武・日本ハム・広島・中日辺りに、佐々木の1位指名が予想される。しかし、まだまだ増える可能性は高く、清宮の高卒野手歴代最多となる7球団指名を更新することもあり得るでしょう。
中日に関しては、貧打で即戦力野手が求められているため、度会を1位指名するとの見方もあります。
広島は競合を避け、地元・広陵の真鍋を一本釣りする可能性も。鈴木誠也・丸佳浩以来大型野手が出ていないため、新たな高卒スターを育て上げたいようです。地元で言うと、前田はオリックス・阪神が狙っており、細野は投手層の薄い巨人が1位候補なようです」(週刊誌記者)
いずれにしても、今年のドラフトでは情報戦やくじ運が、例年よりも重要になりそうだ。
「おそらく、今年は佐々木に指名が集中するため、〝ハズレ1位〟を誰にするかも重要になってくる。ハナから競合を避けて確実に取りにいくチームも予想され、高度な心理戦・情報線が展開されるでしょう。
とはいえ、シーズンもまだ前半ですから、後半戦で露呈したチームの弱点を補おうと、大きく戦
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