画/彩賀ゆう (C)まいじつ
今期の日本テレビ系で放送されている、プライム帯ドラマが見事なほどに全滅した。しかし深夜ドラマは微妙に好調のようで、編成のヒドさが際立っている。
今期日テレでプライム帯に放送されたドラマは、芳根京子の『それってパクリじゃないですか?』、坂口健太郎の『Dr.チョコレート』、髙橋海人と森本慎太郎のW主演『だが、情熱はある』の3本。すべてが大コケした。
「『それってパクリじゃないですか?』と『だが、情熱はある』は、その枠のワースト視聴率を更新するなど、歴史的なコケ方をしました。前クールは安藤サクラの『ブラッシュアップライフ』が、そのクールの覇権ドラマとなり、櫻井翔の『大病院占拠』も、いろいろツッコまれながらも注目されていた。それらと比べても、今期は本当に悲惨でした」(週刊誌記者)
そんな中、深夜枠で放送されている『夫婦が壊れるとき』と『勝利の法廷式』は高い評価を獲得した。
「このことでもわかりますが、日テレドラマは番組編成が下手。視聴者ウケが良いドラマを深夜にもっていって埋もれさせ、プライム帯では毒にも薬にもならないような刺激ゼロの作品を放送しているのが現状。
特に『夫婦が壊れるとき』なんかは、今期覇権ドラマとして君臨しているフジテレビ系『あなたがしてくれなくても』に匹敵するような刺激的な不倫ドラマなのに。コンプライアンスにビビッたのか、深夜にもっていってしまった。結果、『あなして』が話題を独占。大きなチャンスをみすみす逃しています」(同・記者)
覇権チャンスを逃した『夫婦が壊れるとき』
『夫婦が壊れるとき』のTVerお気に入り登録者数は81.7万人(6月16日時点)。もしプライム帯で放送していたら、今期トップの142.4万人を誇る『あなして』を超えていた可能性すらある。それだけ、深夜ドラマとして異例のヒットを記録したのだ。
「日テレプライム帯のドラマは『Dr.チョコレート』が76.9万人、『だが、情熱はある』は62.3万人、『それってパクリじゃないですか?』は45.8万人と、同局の深夜ドラマに惨敗している。深夜の方が制約なくて面白く作れるうんぬんなど、言い訳は多々あるでしょうけれど…」(同)
今月13日、俳優の田中泯が、日本のドラマや映画の作り手は視聴者をちょっとバカにしている、見る人を引き上げるような作品を作るべき…と苦言を呈して話題にな
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