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交流戦も折り返しに差し掛かり、ペナントレースがますます盛り上がりを見せている。助っ人外国人選手も日本球界に慣れ始め、徐々に実力が見え始めてきた。
今季もっとも〝当たり〟な外国人選手は、西武のデビッド・マキノンだろう。
「マキノンは打率.250ながら、HR7本でリーグ7位タイ。この調子なら通年で20本は打ってくれるでしょうし、山川穂高の穴をきっちり埋めています。当初は守備も山川の代わりにファーストを守っていましたが、渡部健人が定着してからサードに入っており、使いやすいのも利点ですね。
オリックスのマーウィン・ゴンザレスも、打率.254にHR7本と、同程度の打撃成績。『1年間で何勝分勝ちに貢献したか』を測る指標であるWARも、今季の助っ人野手ではこの2人がトップです」(週刊誌記者)
それでも、マキノンのWARは0.8、ゴンザレスは0.5ほど。他方、巨人のフォスター・グリフィンは2.2と、両リーグの助っ人で群を抜いている。
「グリフィンは4勝にチームトップとなる防御率2.52と、不調な巨人投手陣で気を吐いている。QS率も7割と高く、今や戸郷翔征と並ぶ左のエースになっています。残念ながら右腕を強打して登録抹消されてしまいましたが…」(同・記者)
鳴り物入りで入団した「サイ・ヤング賞」は…
光と影のように、当たりがあれば〝ハズレ〟もあるのが世の常。今シーズンもまた、活躍できずに帰国濃厚な選手が多く出てきている。
「年俸1.8億円で入団したソフトバンクのウイリアンス・アストゥディーヨは、今シーズンわずか4安打。HRゼロに打率も1割台と、今季限りでの退団は決定的でしょう。セ・リーグでは巨人のヨアン・ロペスが、4試合投げて0勝1敗、防御率7点台と絶不調。他にも、楽天のマニー・バニュエロスが1試合6失点で防御率81.00、以降は登板なしと散々な結果に終わっています」(同・記者)
そんな中、当たりか外れか判断に困るという選手も…。
「巨人のルイス・ブリンソンは、イマイチ判断に迷いますね。確かに打撃はそこそこなのですが、彼は走塁と守備で少年野球レベルのミスが多く、うっかりなプレーでチームのピンチを広げることが多々ある。その分は打撃で挽回しているものの、ファンの間では『自作自演』とも揶揄されています。
『サイ・ヤング投手』とし
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