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今シーズンからアメリカ・メジャーリーグに移籍したボストン・レッドソックスの吉田正尚選手が、新天地で目覚ましい活躍を遂げている。
吉田は5月を終えた時点で打率・317、7本塁打、31打点と好調で、打率はリーグ2位で首位打者争い。そのバッティングセンスから4番に入り、日本時間6月1日の試合でも、2安打1本塁打1打点と暴れている。
また、9日までは、115球連続空振りなしという脅威の記録も。このペースでいけば、イチロー・松井秀喜以来となる、シーズン通しての3割打者となる。
「メジャーで打率3割の壁は厚く、西岡剛、青木宣親、秋山翔吾ら、日本ではシーズン200安打以上打った巧打者も軒並み達成できずにいます。特に、秋山はシーズン安打のプロ野球記録・216を保持していながら、3割どころかメジャー定着すらままならず、ホームランに至っては1本も打っていません」(週刊誌記者)
日本記録保持者・秋山翔吾は失敗したが…
吉田の自己最多安打は168本、打率はコロナ禍で短縮シーズンだった2020年の・350と、いずれも秋山のそれを下回っている。
しかし、メジャーでの結果は一目瞭然であり、《マジで謎 体格も小さいし》《まさかここまで通用するとは思わなかった》《秋山は衰え始めてたからな》《秋山は環境に適応する気あんまりなかった》《秋山って外野手じゃワーストレベルちゃうか?》など、ネット上で議論を巻き起こしている。
「一番は〝環境〟でしょう。メジャーというのは合う合わないがはっきりしており、福留孝介、中村紀洋、筒香嘉智といった天才バッターが苦戦する一方、田口壮、新庄剛志といったクラスが活躍するなど、とにかく適応できるか否かが鍵となります。40間近で海を渡った斎藤隆投手が、メジャー移籍後に自己最速の球速159キロを記録したのも〝環境〟が合ったからです。
吉田は、115球連続空振りなしという異次元の記録が示しているように、バットコントロールと選球眼は天性のものがありますが、それ以上に環境に適応できたことが大きいですね」(同・記者)
イチロー・松井以来の3割打者となれば、間違いなく日本人野手の歴史に名を残す。吉田はこのまま好調を維持できるだろうか。
Source: まいじつ2
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