高畑充希 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
俳優・高畑充希と田中圭がW主演を務める、現在放送中のドラマ『unknown』(テレビ朝日系)。初回平均世帯視聴率7.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)を記録して以降、数字は右肩下がりになっている。その一方、ネット上では、2021年放送の名作ドラマと内容を比較する声が上がっているが、一体なぜなのだろうか。
「unknown」は〝吸血鬼〟という正体を隠す主人公・闇原こころ(高畑)と、秘密を抱える警察官・朝田虎松(田中)の恋愛模様を描いたサスペンスドラマ。主要キャストが次々に殺される展開やヒロインが吸血鬼というファンタジー設定、おまけにコメディー要素も盛り込まれており、見るべきポイントの多い作品となっている。
「大ヒットドラマ『おっさんずラブ』(同系)の制作チームが集結した作品のせいか、BL要素までも取り入れてきた同作。もはや〝何ドラマ〟なのか不明なほど、多くの要素を詰め込んでいます。その結果、多方面で不評が続出することになりました。第4話時点で世帯平均視聴率は5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と、第1話から2ポイントも落ちています」(芸能ライター)
同じファンタジー要素でも絶賛された作品
さらに5月30日放送の第7話ラストでは、虎松の同僚・世々塚幸雄(小手伸也)が〝落下死〟するショッキングな展開も…。ちなみに同話は展開の遅さも目立ち、視聴者からは《今日、小手が落ちるところだけで良かった気がする》などのツッコミも起きていた。
一方、「unknown」と同じプロデューサーが担当する『あのときキスしておけば』(同系)も、「unknown」と同様に突拍子もない設定で有名。同作はわずか8話の放送で終了しても、SNS上では好評を博している。
「同作は亡くなったカノジョ・唯月巴(麻生久美子)が中年のおじさん・田中マサオ(井浦新)に乗り移り、主人公・桃地のぞむ(松坂桃李)の前に姿を現すというトンデモ設定の作品。吸血鬼設定の『unknown』とどこか通ずるものがありますが、同作に関しては《めちゃくちゃ良くて泣いたわ》《最後の最後まで良かった》などと絶賛されていました。その理由は物語の本筋を〝入れ替わり〟のみに絞り、ラブコメとして完遂させていたため。同じファンタジーでもここまで違うとは、人気の出そうな要素を入れればいいとい
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