神木隆之介 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
4月7日に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』で、女優の広末涼子が演じる主人公の母・ヒサが息を引き取った。最期の言葉をかけるシーンに、視聴者からは疑問の声が相次いでいる。
かねてから病に臥せっていたヒサが、ついに峠を迎えた。主人公の万太郎(森優理斗)は、以前ヒサが好きだと言っていた白くて小さな花を摘もうと、立ち入りを禁じられた奥山に足を踏み入れて遭難してしまう。
心配した姉の綾(太田結乃)と竹雄(井上涼太)は、万太郎を探し、救出に成功。急いで自宅に戻ると、ヒサは虫の息だった。
泣きだす万太郎に、ヒサは息も絶え絶えに「万太郎、春になったら、お母ちゃんあそこにおるきね。また会おうね…」と白い花の群生地で会おうと約束。一方で、手を握って涙を流す綾に対しては、なにも言葉をかけなかった。
死の間際でも娘を無視する母親…
「万太郎は、長男としてまた酒蔵『峰屋』の次期当主として、祖母・タキ(松坂慶子)からも寵愛を受けている身。女性である綾との扱いの差が激しく、ヒサにも『万太郎を生んでくれてありがとう』などと声をかけていました。
また、6日の放送では〝女性はけがれているから酒蔵に入ってはいけない〟という言い伝えを破った綾が、蔵人たちからバイ菌のように扱われるシーンも。時代性といえば仕方ないことかもしれませんが、綾の気持ちを考えると不憫でなりません」(芸能ライター)
実際にネット上では、ヒサの最期の言葉を伝えるシーンに《綾が可哀想すぎる。 お祖母さんは跡取りが大事やから、しょうがないにしても綾にも何か言いなさいよ》《この時代だから、仕方ないとはいえ、綾ちゃんが不憫》《ヒサさん、綾ちゃんにも声かけてほしかった…カットされたのかな?》《綾軽んじられ過ぎてて怖いんだけど》などと、指摘する声が多くあがっている。
一方で、そういった性差別を受けている綾こそが〝朝ドラヒロインっぽい〟とも感じられるのだが…。
Source: まいじつ2
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