『ヒロアカ』突然の連続休載! ジャンプ編集部の“酷使”に高まる読者の不信感
『僕のヒーローアカデミア』36巻(堀越耕平/集英社)
『週刊少年ジャンプ』を担う看板漫画の1つ『僕のヒーローアカデミア』が、2週間連続で休載することが決定した。このところ不安定な連載の形態が続いており、読者たちは編集部への不信感をあらわにしているようだ。
ジャンプ編集部に抗議の声
2月6日に発売された「ジャンプ」10号では、「僕のヒーローアカデミア」が急遽休載となった。作者・堀越耕平の体調不良が原因とのことで、続く11号でも休載となることが決定している。
【お知らせ】週刊少年ジャンプ10号(2月6日売)に掲載予定でした『僕のヒーローアカデミア』は、作者体調不良により休載となります。連載の再開は週刊少年ジャンプ12号(2月20日売)からとなる予定です。よろしくお願いいたします。
— 僕のヒーローアカデミア公式 (@myheroacademia) February 2, 2023
突然の休載発表の上、それが2週にわたって続くというイレギュラーな事態。その原因として、読者の間では「カラー原稿の負担が大きかった」という見方が強いようだ。
実際に、直前の9号では「僕のヒーローアカデミア」のセンターカラーが掲載されていたため、そこで無理をした結果が2週連続休載につながったのかもしれない。
また、4・5合併号では巻頭カラーを担当したのだが、その際も本編が9ページに減らされることになっていた。
さらに、2月3日に発売されたコミックス37巻では、堀越がカラー担当の裏話について明かしている。
2022年の「ジャンプ」44号でセンターカラーを任されるも、描く時間がなく、どこにも出すつもりがなかった絵で代替したそうで、やはりカラーが作家に与える負担は大きいのだろう。
こうした事態から、ジャンプ編集部に不信感を抱く人も多いようだ。ネット上では、《堀越先生が心配でアンケートにご意見記載してしまった》《どうかストップかける勇気を持って休ませてください》《集英社と編集部はもっと先生方を大切にしてあげて》といった声が続出している。
「ハンタ」や「ワートリ」の悲劇
そもそもジャンプ編集部では、人気作家を酷使した“前科”が少なくない。もっとも有名な例は、冨樫義博だろう。
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